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Beethoven/Sym5 [交響曲(独墺系)]

チャイコフスキーのところでついついベートーヴェンに話が行って、聴いてみたくなったので。

ベートーヴェン:交響曲第5番

ベートーヴェン:交響曲第5番

  • アーティスト: ジュリーニ(カルロ・マリア), ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団, ベートーヴェン, シューマン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2005/09/07
  • メディア: CD


このCD、いずれもLP時代からの名録音2曲が(「マンフレッド」は落ちているけれども)1枚におさまってこの価格、時の流れとはいえ、ちょっとあんまりな気がするくらいお買い得(^^; ジャケットは、「第5」のものが流用されています。

ベートーヴェンの第5の新しさを、先日はティンパニのチューニング(第2楽章が主音と属音でない)の面から触れましたが、これはどちらかと言えばマイナーな特徴で、はっきりわかるものがたくさんあります。

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Bruckner/Sym4 [交響曲(独墺系)]

同じ曲が3回目になってしまいましたが、版違いということでお許しください。

昨年スコアが発売され、今年7月に日本で世界初演が行われた「コースヴェット版」による演奏、その世界初演のライヴが既にCDで出ています。Amazonで扱っていないので、例によってHMVのページ。買ったのはタワレコでなんですけどね。

 http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1443348

ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(第3稿)
東京ニューシティ管弦楽団、内藤 彰(指揮)
2005年7月5日、池袋、芸術劇場(ライヴ録音)

前回、弟子によるとされる「改訂版」をご紹介したときにちょっと触れましたが、ブルックナーの作品は、ブルックナー自身の改訂による、「稿」と呼ばれる状態が複数あるだけでなく、弟子が手を入れたいわゆる「改訂版」があり、この「改訂版」がまず出版されることが多かったため、いっそう事情が複雑になっています。

ノーヴァクによる全集では、

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Bruckner/Sym4 [交響曲(独墺系)]

先週ティルを聴いているとき、フト「車の中なんて、どうせプアな音場なんだから音の悪い録音を聴いたほうがいいんだよな」と思ってしまったのです。昔の録音ということで、 以前メンゲルベルクのマーラーやワインガルトナーのベートーヴェンをご紹介したシリーズから、今回は、これを聴いてしまいました。

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ベルリン・フィルハーモニー
1944年9月8日、バーデン・バーデンにおけるライヴ録音

時間があってたくさん聴けた時期-学生とか、社会人のはじめのことろか-にも、モノラルなど1960年以前の録音はほとんど聴かなかったので、クナッパーツブッシュやフルトヴェングラーのことはろくに知りません。ですので同世代以上の方からはお叱りを受ける、というか、お叱りにも値しないのでしょうが、まあ大目に見てやり、明らかな間違いがあったら修正してください。

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Beethoven/Sym7 [交響曲(独墺系)]

気を取り直して、昔のテープから。1983年8月21日、ザルツブルク音楽祭におけるライヴで、ベートーヴェンの交響曲第7番、小澤征爾指揮のウィーン・フィル。リファレンスのCDとしてはこのあたりになるのでしょうか。

ベートーヴェン:交響曲第7番

ベートーヴェン:交響曲第7番

  • アーティスト: サイトウ・キネン・オーケストラ, ベートーヴェン, 小澤征爾, シューベルト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1994/08/25
  • メディア: CD

サイトウ・キネンでの全集はありますが、通常のオーケストラとのベートーヴェンの交響曲の録音は、ニュー・フィルハーモニアとの「第9」、サンフランシスコ交響楽団との「エロイカ」、ボストン(フィリップスだったと思う)、シカゴ(EMI)との第5くらいしか見つかりませんでした。DGには入れてなかったのでしたっけ?

小澤のベートーヴェンは、あまりたくさん聴いたわけではありませんが、

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Beethoven/Sym6 [交響曲(独墺系)]

久しぶりのベートーヴェンのエントリーは、「田園」です。あまりデータがネットに落ちてないCDなので、書きます。今回聴いたのは「田園」だけでした。

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」*、交響曲第8番
ジェームズ・ロッホラン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団*
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮ロンドン交響楽団

10年以上前の新星堂の企画による1000円CDで、Collins Classicsというレーベルのものです。ジャケット(?ケース表に挟まれていて「表紙」になっているもの)は紙1枚、表はいわゆる通常の「ジャケットおもて」で、裏は楽章ごとの演奏時間や録音スタッフなど。しかし録音データは「in London 1988-89」だけというそっけなさ。日本語の紙も1枚ついているのですが、こちらも「田園」とロッホランの紹介がそれぞれわずか100字程度、第8番とフリューベックには言及なし、という状態です。

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Schubert/D729 [交響曲(独墺系)]

以前、ニューボールドによる「未完成」の完成版をご紹介した記事(http://blog.so-net.ne.jp/classicalandsoon/2005-05-20)を書き、その後、昔エアチェックしたエイブラハムの編曲について追加しましたが、そのテープの裏に入っていた録音です。こちらはCDが出ていたみたいなのですが、やはり廃盤になってしまっているようで残念。

シューベルト:交響曲第7番ホ長調 D.729 (ワインガルトナー編曲)
ハインツ・レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団
(ドイツ語に近い表記にするのなら「ヴァインガルトナー」と「レークナー」かもしれませんが、ここでは通常の(よくある)表記を用います)

「未完成」の直前の未完成曲(^^;)で、ピアノ・スコアは残っておらず、

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Bruckner/Sym7 [交響曲(独墺系)]

昨日は出勤でした。このところ、どうもブルックナーづいてしまって、連続になってしまっています。アマゾンには無かったので、HMVのページをリンクしておきます。

http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1776815

ブルックナー 交響曲第7番 ホ長調
指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ
NHK交響楽団
1969年5月9日 東京厚生年金会館大ホールにおけるライヴ録音

また、「未完成」の項で紹介した「音楽の壺」のページに、ブルックナーに関する詳しい情報が整理されていますので、再度ご紹介させていただきます。

http://www.cwo.zaq.ne.jp/kawasaki/MusicPot/index.html

しばらく前に書いた第4番にまつわる記事もこちらを参考に修正しました。

ブルックナーの第7交響曲において、2つの原典版、ハース版とノーヴァク版のいちばん大きな差は第2楽章のクライマックスに打楽器(ティンパニ、シンバル、トライアングル)にあるのですが、実はそのほかにも

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Bruckner/Sym8 [交響曲(独墺系)]

もう多くの方にはおなじみなのでしょうが、最近やっとまともに聴けるようになりました。

ブルックナー:交響曲第8番

ブルックナー:交響曲第8番

  • アーティスト: ヴァント(ギュンター), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ブルックナー
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 2001/11/01
  • メディア: CD

しばらく前に購入したのですが、自分の中で消化するのに時間がかかってしまいました。私にとってこの曲のスタンダードはジュリーニ/VPOです。ジュリーニとヴァントの演奏は対極にあり、似ているのはトータルの演奏時間が長いことだけです。かたや、よく歌いよく流れるウィーンの音、かたやインテンポで豪放なベルリンの音。最初にこのCDを聴いたとき、

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Bruckner/Sym4 [交響曲(独墺系)]

上期末が近づき何かとあわただしい毎日、通勤の車中とはいえ、あまり没頭して音楽を聴けない(没頭して聴いていたらそれはそれで危険ですが)ので、没頭、じゃなくぼーっと聴ける(えー、決して聞き流しているわけではなくて、えーと、えーと…m(_ _)mごめんなさい)曲を。(後日、一部修正しました)

ブルックナー:交響曲第4番

ブルックナー:交響曲第4番

  • アーティスト: クーベリック(ラファエル), バイエルン放送交響楽団, ブルックナー
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2005/05/18
  • メディア: CD

エーザー版が聴きたくて同コンビの第3番を購入し、とても良かったので勢いで買ってしまったCDです。「ベスト・クラシック100」というソニーの企画ものの1枚だったのですが、当時(約20年前)3,000円したものが現在は1,250円で買えます。本拠ヘラクレス・ザールでのデジタル初期(1979年)の録音で、適度なホールトーンに溶けているのであまりシャープではありませんが、自然な感じで聴けます。

いつものことながら、この曲全編にわたって、クーベリックは非常に素直に演奏しています。譜面どおりでなく適度に緩急をつけ、でもやりすぎず、ちょっと金管がなりまくってバランスわるいかなあ、という感じのところも何箇所かありますが、基本的に安心して聴いていられます。

この曲が「ブルックナー初心者向け」といわれる所以はいくつかあると思いますが、まず、第1楽章が長調であることでしょう。晦渋でない、暗くないことは大事だと思います。次はスケルツォがファンファーレみたいでかっこいいこと。なぜこの曲だけ2拍子系にしたのでしょう?「ロマンティック」とか「狩のスケルツォ」とかのニックネームも親しみやすいです。ニックネームをブルックナーが(たぶん)自分でつけたのもこの曲だけ。とかとか。

でも、全部をきちんと聴こうとすると軽く1時間を越えますし、第4楽章はそれなりに難物ですから、なかなか大変。しかしそれゆえ、最後の最後に第1楽章のモチーフが帰ってくるといかにも「大団円!」という気分になりますよね。その意味ではやはり、1886年(?)の最後の第4楽章の改訂はありがたかったことになりますね。

私がこれをやったときには、指揮者がホルンとトランペットに1段だけの譜面を「最後の段はこれでやって」と渡して、「ハース版+最後の回帰」でやりました。たぶんその団体所蔵の古い楽譜がハース版だったのと、ポピュラーな旋律をやりたかったのでしょう。アメリカでやったのですが、譜面を渡しながら「この(最後の)部分はアメリカで発見された楽譜のようにやろう」というようなことを指揮者が言っていました。

クーベリックはここでノーヴァク版IV/2(「アメリカで発見された(^^;」楽譜に基づく、いちばん普通のノーヴァク版)を採用しています。ハース版との違いは上で書いた最後の第1楽章モチーフの回帰、オーケストレィションではトリオの主題の楽器がハース版がオーボエとクラリネットなのに対してノーヴァク版はフルートとクラリネット(☆追記 「フルートとクラリネット」のハース版も出版されていたとのことで、ここだけでは必ずしも区別できないようです)。その他、副旋律の音形や音程の違いがいくつかあり、ノーヴァク版にはフィナーレを中心に速度標語や拍子の変更(2/2→4/4など)が追加されています。

弦5部のトレモロにホルンが乗る開始は、典型的な「ブルックナー開始」のように思えるのですが、実は全11曲のうちこれだけです(例えば第9番は木管の吹き伸ばしがあり、第7番はホルンとチェロが重なっています)。第1楽章は速度標語が冒頭にしかないのですが、さすがにクーベリックは基本のテンポをしっかりとらえ、その上で展開部では緩急をつけて、微妙な表情を出しています。

第2楽章はハ短調ですが、不思議にあまり悲壮感の無い音楽だと私は感じます。四分音符がピチカートで入るので、レガート音ばかりより動きがあるように感じられるのかもしれません。いつも思うのですが、最後のティンパニは、残念ながらちょっと無骨ですね。四度の「でん、どん、でん、どん」はティンパニではおなじみの音形で、チャイコフスキーの第2交響曲第2楽章、マーラーの第1交響曲第3楽章、早いパッセージだとショスタコーヴィチの第5交響曲第4楽章などいろいろあるのですが、ブルックナーすなおすぎ。

いけないこととは知りながら(笑)第3楽章だけ聴きたくて、このCDを取り出すこともあります。この楽章はピシッとしたアンサンブルで聴きたいです。例えばヴァイオリンがトレモロのsempre ffで入ってくるところのタイミングと音量とか、最後近くのpppから次第に楽器が増えて八分音符、三連符(IME、このくらい変換しろよ)、十六分音符がごっちゃになって出てくるところの縦の線とか、枝葉のことではありますがカッチリしているのが気持ちよい。境目がどよろ~んとしたブルックナーはいただけません。

第4楽章、昔はなかなか通して聴けませんでした。持っている2枚組のLPも第4面だけきれいです。結局CDになって最初からなにも手を下さず通して聴けるようになって、そうこうしているうちにスコアを入手して、やっとなんとか聴けるようになりました。いちど聴けるようになってしまえば、もうブルックナーの魔術にはまったも同然なのですが。クーベリックの演奏も大胆かつ繊細。緻密な弦・木管のアンサンブルと美しく炸裂する(日本語が変ですが、まさしくそういう感じ)金管の対比がよいです。

 1970年代まではブルックナーは第4番、第7番以外は「通の曲」だったのではないでしょうか(熱狂的なファンは一部いましたが、今ほどメジャーではなかったはず)。今でも、ほぼ全部有名曲になってしまったマーラーとは違って、第2番まではポピュラリティという点でちょっと落ちますが、それでも第8番からブルックナーを聴いた、という方もいたりして、世の中かわったなあ、というか、私が年をとったということか。


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Schubert/Great [交響曲(独墺系)]

なんでシューベルトの作品が、英語で「グレート」(あるいは「ザ・グレート」)と呼び習わされているのかはわかりませんが、ドイツ語では"Grosse C-dur"という呼び方ですから、もともとはD589(第6番「小ハ長調」)に対して「大ハ長調」という意味なのでしょう。

しかし、「未完成」と並んで初期6曲とは明らかに違う規模で、その大規模の中では完結した唯一の交響曲であり、シューマンの手稿発見と「天国的に長い…」のキャッチフレーズ、この曲を作曲した後「これからは交響曲(と歌劇?)を創作の中心にする」と友人に言った(手紙に書いた?)とかいう伝説、等々もあって、まさに「偉大な」と呼ばれるにふさわしい曲ではあります。

今回聴いた演奏は、アーノンクール/RCOの1992年録音。全集の一部が廉価版で発売されているものです。

Schubert: Symphony No.9

Schubert: Symphony No.9

  • アーティスト: Franz Schubert, Felix Mendelssohn, Nikolaus Harnoncourt, Amsterdam Concertgebouw Orchestra, Berlin Philharmonic Orchestra
  • 出版社/メーカー: Elatus
  • 発売日: 2002/11/18
  • メディア: CD
上のリンクだとよくわかりませんが、メンデルスゾーンの「美しいメルジーネ」序曲がカップリングされています。こちらは1995年、BPOとのライヴ録音。もともとシューマンとシューベルトの交響曲第4番とカップリングされていたようです。この曲は勉強不足なのでいずれそのうち(汗)。

近年、シューベルト交響曲の研究が進み、ベーレンライター、ブライトコプフなどの出版社から新訂版が発刊されています。これらに基づいた演奏も次々出てきていますが、この演奏はどうなのでしょうか?上記CD(独盤)の英語解説には、「ブラームスが初めて編纂した全集が今も使われることが多い」と書かれており、傍証ですが新版にはよっていないようです。ただし、全集では「第8番」と表記されているようですが(↓こちら参照)、このCDは「第9番」ですので、解説もあまり当てにならないかもしれません。繰り返しはスケルツォの2回目を除いて、すなわち全部行われています。(Da Capoの後の繰り返しは行わないのがデフォルトでしたよね、たしか(^^;)

http://www.asahi-net.or.jp/~eh6k-ymgs/sym/schubert9-org.htm

旧来の(「巨匠時代の」という言い方があるらしい。ここ数年で「最後の巨匠」がたくさん亡くなっているから、たしかに「巨匠の時代」は本当に終焉を迎えているかも)演奏では、楽譜の冒頭が4/4拍子、Andanteであることからゆったりとしたホルンのユニゾンで始まり、主部のAllegroに向けて譜面にはないアッチェレランドを行う演奏が多かったが、この録音は速いテンポで開始されて、あまり大きなテンポの変化なく主部に入っている。どうやら手稿は2/2であったようで、近年、序奏は早く奏される傾向にあるようだ。ゆっくりの演奏もしみじみ出来ていいんだけどね。コーダのCon Motoからテンポはいっそう速くなり、序奏のテーマが再帰するところも当然落とさず、勢いよく演奏される。

第2楽章もAndante con motoの表記どおり、全編、躍動感を持って演奏されている。悲壮感はあまり漂わないが、「いかにも緩徐楽章」という感じでないのがベートーヴェンの第7交響曲に似ている。とはいえ、シューベルトのうたごころ満載の佳曲ではある。

第3楽章は、繰り返すと長い長い。さすがに一定のテンポで通すには一本調子過ぎるとアーノンクールは思ったのか、トリオ冒頭と最後近くの、Eの連続する四分音符で例外的に楽譜にないリタルダンドを行っている。全体的に流麗な雰囲気は他の楽章同様で、美しいのだが、1点、スケルツォ1回目の繰り返しを行って戻ったところのAs-durの和音の冒頭が編集ミスで切れている。クライバーのベートーヴェン第5ほどひどくはないが、アバド/シカゴの「復活」終楽章とどっこいの情けなさ。編集しているからには、いつも完璧とはいかないのであろうが、もう少し気を使ってくれないですかねえ。

第4楽章も繰り返しあり。全1150小節程度のうち400小節近い分を繰り返すのだから、そりゃあ長いわいなあ。でも、メリハリの効いた、快適なテンポのおかげであまり退屈さは感じない。最後の和音がディミニエンドなのは「巨匠風」の逆をあえて行ったのかもしれないが、ディミニエンドしない新版に基づく録音がいくつも出てしまっている現在、「古楽風」とも言いにくくなってしまってちょっとかわいそう。全体を通してすっきり流れているが響きを犠牲にすることはなく、現代的な(今となってはやや地味な)解釈と思う。

この交響曲が、やはり古典に属すると感じるのは、fffが非常に限定されて使われていることである。ffからクレッシェンドするのは何箇所かあるが、「fff」表記が出てくるのは第1楽章でCon motoの直前(555小節)、第2楽章は248小節のクライマックス、第4楽章は提示部の最後と再現部の対応するところ+コーダの2回、以上わずかに計6回である。「最強奏を上回る強奏」に慎重なのはベートーヴェンなみといえるだろう。

トロンボーン3本は大活躍だが、ホルン2本、トランペット2本の編成である。大編成のオーケストラで演奏するとしても、ブルックナーのように咆哮する、あるいは重々しい演奏はこの曲には向かない。アーノンクールの解釈は、sfの強調は多少あるが、あまりヒステリックな「古楽風」でもなく、現代オーケストラを必要十分に鳴らすことを目指していると感じ、共感を覚える。アーノンクールがあえて音の豊かなRCOを録音のパートナーにしたのも、「古楽の」というレッテルから飛躍しようとする意思表示だったのではないだろうか。


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Schubert/Unfinished [交響曲(独墺系)]

あえて不明を恥じて言うと、シューベルトの交響曲は完成されたものが7曲、未完のものがこの「未完成」もいれて6曲あるのだが、未完の6曲のうち1曲は第1交響曲より前、1曲は「グレート」よりあと(いわゆる絶筆)、残りの4曲はすべて第6交響曲と「グレート」の間に書かれたということを、今日いろいろ調べて知った。またその4曲の中で、「未完成」が最後になるそうである。そういわれれば、完成された6曲と「未完成」「グレート」のギャップが大きいのもうなずける。

シューベルト

シューベルト

  • アーティスト: シューベルト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 1994/11/02
  • メディア: CD

タイトル見ただけじゃ何のことかわからないけど、今日聴いたCDはこれです(リンク見てね)。マーラー10、ブルックナー9と来た補筆完成シリーズ。もう全集も一枚ものも売っていないんですね(遠い目)。ブルックナーを思わせるような雄大な演奏がもてはやされる中、マリナーのこの録音はいささか小ぢんまりとしていますが、旋律がよくうたわれており、失礼ながら車で聞き流すには心地よいと思います。第2楽章がとても優美です。

問題の後補2楽章のうち、第4楽章は「ロザムンデ」間奏曲第1番ということですから(残念ながら「ロザムンデ」としての原曲は未聴です)、いちおうシューベルトのオリジナルで、調性と楽器編成は同じようですが、そこまで。主題も、曲の雰囲気もぜんぜんつながりません。ライナーノートにも「こういう可能性がないとはいえない」と、非常に消極的な表現がされていた。やはり誰にとっても違和感ありありなのでしょう。シューベルトが転用したというよりは、後世の学者が無理やりつなげた、というほうがしっくりきます。

その点、第3楽章は少なくとも冒頭のオーケストレーションとスケルツォ主部の旋律線はオリジナル。トリオも第1主題はスケッチがあるので、第2主題を補えば何とか形になるようです。多くの方が言われているほど駄作ではないのではないでしょうか(消極的)。とはいえ先行2楽章に比べて落ちるのは確かなようです。スケルツォだから、というのも作用していると思いますが、「歌」がありません。

思い出話を追加。その昔、黛敏郎が存命の頃、「題名の無い音楽会」でこの曲を取り上げ、観客に題名を当てさせたことがある。会場の方は見事に当てたのだが、まだ現在ほど復刻やスケッチの発掘が一般的でないころのこと、よくご存知の方がいたものだ。演奏は編曲ではなく、スコアの1ページ目(完成された分)だけをオーケストラが演奏し、後はピアノだったと思うが、記憶はあいまいです(汗

このCDには、おまけに、「未完成」より少し前の未完成の交響曲のスケッチが4楽章分入っていまして、この中ではスケッチの完成度の高さもあって、「グレート」を思わせるスケルツォがよいです。確かに、前6曲と「未完成」の間を埋める、といわれればそういう感じもします。

なお、「未完成」の補筆完成版にはいくつかあるようで、私もジェラルド・エイブラハムというイギリスの音楽学者が補筆した4楽章版の録音のテープを持っていました。第4楽章はやはり「ロザムンデ」のようですが、第3楽章のトリオの第2主題はニューボールド版と違うようです。今度、気合があったら聞き比べてみます。

☆追加 エイブラハムGerald Abraham版の第3楽章、聴きました。サー・チャールズ・グローブズ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏(HMV ASD2743)です。なおエイブラハム版のスケルツォとフィナーレ(?)のスコア(解説書ではないと思うのですが…)がOxford University Pressから出ているようです。

ニューボールド版のほうが仕掛けが少ない、素直な編曲と感じました。エイブラハム版はスケルツォの最後に「ちゃん、ちゃーん!」と、ピアノスケッチにない2小節が加わっています(トリオの前も、最後も)。スケルツォのアレンジは全体的に音が多く、ニューボールド版より分厚い響きがします。またオリジナルのないトリオの第2主題は、「悩める男」という歌曲からとってきているそうで、短調になっています。スケルツォ主題の派生のようなニューボールド版に慣れているとちょっとびっくりします。

そう、エイブラハム版のほうが古いのですが、「ちょっとびっくり」するような凝った部分が多いと思います。優劣、というのはわかりませんが、ニューボールド版のほうが古典的(演奏のテンポもやや速い)、エイブラハム版のほうがロマン的といえるかもしれません。なお4楽章は、エイブラハム版も「ロザムンデ」間奏曲で、こちらは特に仕掛けはなかったように思います(聞き落としていたらごめんなさい)。追加ここまで☆

シューベルトの交響曲の番号については諸説入り乱れており、まだ決定版といえるものは無いようです。自分がなじんだのは「未完成」=第8番、「グレート」=第9番ですが、オーケストレーションの完成度から見ると(この順で)7、8が妥当かな、と感じます。

同様の興味がある人は、検索すれば出てくるので、参考になるサイトのアドレスは書かないようにしているのですが、例外。

http://www.cwo.zaq.ne.jp/kawasaki/MusicPot/schubert.htm

「未完成」が未完成な理由づけはともかく、資料をもとによく考察されていますので、皆様ぜひご参考ください。


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R. Strauss/Alpen [交響曲(独墺系)]

昨日は帰りに人を乗せて帰ってきてしまったためCDがあまり聴けませんでしたので、今日に延期です。英雄リヒャルト=シュトラウス初登場&帝王カラヤン再登場。泣く子も黙る「最大の一楽章交響曲(?)」。

今日聞いた録音は名録音の誉れ高いこれ↓ではなく、1982年ザルツブルクライブ(春だか夏だかわかりません…)の海賊盤。

R.シュトラウス/アルプス交響曲

R.シュトラウス/アルプス交響曲

  • アーティスト: ベル(デイビッド), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, R.シュトラウス, カラヤン(ヘルベルト・フォン)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1998/06/10
  • メディア: CD
この録音はデジタル初期のやっつけ録音群(カラヤンファンの方ごめんなさい)の中にあっても一、二をあらそう名録音だと思います、とか言ってそんなにたくさん聴いたわけでもありませんが。きらきら輝くベルリンフィルの音が50分にわたり紡ぎつづけられ、聴いていて爽快です。今は、ツァラ、ドンファン、ティルとかと組み合わさった2枚組もあるようです。うーん、やっぱりこっちを聴けばよかったかなあ。
件のライブは楽器の粒がそれなりに立っているところからして放送録音だと思うのですが、モノラルですし、レベルが低いし、大音量のところは圧縮されているし、「カラヤンのアルペンのライブ」でなければとても悲しいです。スタジオ録音は1980年で、それ以来時々演奏会で取り上げているようでしたから、すでにBPOも自家薬籠中のものとしているのでしょう。演奏自体はスタジオ録音に勝るとも劣らない出来だったのだろうと想像します。興味のある方は「ANF SOFT WARE」や「LCB-085」で検索してみてください。
カップリングは、何の脈絡もないと思うのですが、チェリビダッケ/ケルン放送響によるヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」(1970年ライブ)。これは前に書いたように、大好きな曲なので、詳細はまた明日。でも、前にこの曲に言及したとき(ベートーヴェンの第8交響曲)は、このCDで聴くつもりではなかったのですけれどね。
あ、LPで聴いていたアルペンはこれです。これも名盤と呼ばれています。
R.シュトラウス:アルプス交響曲

R.シュトラウス:アルプス交響曲

  • アーティスト: ケンペ(ルドルフ), ドレスデン国立管弦楽団, R.シュトラウス
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2004/12/08
  • メディア: CD

今は1300円でティルまで聴けるのですね。おまけに「頂上にて」で切れないし(笑)。これは廃盤になる前に買わなきゃいけませんね。ちなみに私の持っているLPは自作自演との2枚組です。クラシックを本格的に聞き始めた頃、好事家の友人にすすめられて、初めて買ったリヒャルト=シュトラウスのLPだったのですが、その壮大なオーケストレーションにぶっ飛びました。

それにしても、DanceSuiteのアクセスだけ伸びているのはなぜだろう?「ブーレーズ」「散漫」とかで検索されたかな?


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Bruckner/Sym9-2,3 [交響曲(独墺系)]

昨日に引き続き、レークナーのブルックナー交響曲第9番。(全く余談ですが、「koukyoukyoku」と入力しようとすると右手のキーばかりで「指の早口言葉」状態になります。なかなか一発で打てません。)

第2楽章から、という話を昨日は書いていたのですが、ちょっと気になって、渋滞中に第1楽章を聴きながらスコアをチラチラ見ていました。譜面にあるテンポの変化(リテヌートとか)はほぼ着実に実行されていますが、加えて、書いてないテンポの変化も何箇所かありました。かなりテンポを自由に揺らした、「ロマンティック」な録音、ということになりますか。

第2楽章で特徴的なのはスケルツォの主題で、タタ|タンタンタン|タンタンタンと弦、金管の順に入ってくるのですが、金管の「タタ|タン」だけにアクセントがついています(わかってもらえるかしらん)。重層的に音が増えていく感じが阻害されるので違和感があります。

トリオは快速で気持ちよいです。当然テンポもゆれていますが情緒纏綿というほどではありません。私はどちらかというと「ブルックナーはインテンポ!」党なのですが、厳しい楽想の両端楽章ではないし、まあ許してあげましょう。

しかし、第3楽章は、参った。「えー豆腐!」でも「さーおだけ!」でもよいが、とにかくトランペットのファンファーレの32分音符(「パパパン!」)がぜんぜん決まらないのだ。「そんな細かいこと」という向きもあろうが、こればかりは好みの問題なのでどうしようもない。昨日、「聞こえない音が聞こえない良い録音」みたいなことを書いたが、これは「聞こえて欲しい音が聞こえない」ので、身勝手とは思うがどうにも承服できない。他のところはわずかにテンポが揺れててイイカンジなのだが、コーダ直前の弦の64分音符もいまひとつ切れが悪い。いくら東ドイツのオーケストラでも、ここまで雑にやらなくたっていいのに。

というわけで、今日の帰りは一気に萎えてしまいました。明日は慣れてる録音で盛り上がろう…。


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Bruckner/Sym9 [交響曲(独墺系)]

久々に通勤しましたので、新たな記事です。

本当はこのブログ用に新しいCDを何枚か購入しようと思ったのですが、連休中に遊びすぎまして予算が無くなりました。よって、あえなく在庫を使って通勤を開始しました。

実はここまで書いて出勤したのです。行きがけは例によってFMとザッピング(?)しながら、とある曲を聴いていたのですが、どうにもしっくり来なくて、帰りに中古屋により、CDを買ってしまいました。

ブルックナー:交響曲第9番

ブルックナー:交響曲第9番

  • アーティスト: ベルリン放送管弦楽団, ブルックナー, レーグナー(ハインツ)
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 1992/04/25
  • メディア: CD

残念ながら現役盤ではないようです。10年以上前に再発で1000円で出ていたので、第8番とe-mollミサ/テデウムをすでに買っています。これらの録音は、多くの評者によればブルックナーとしてはあまり正統的ではないようで、結構テンポが速いしゆれます。しかし、演奏者よりはディレクター・エンジニアの功績というか、楽器間のバランスが非常に自然で、どの楽器もクリアに良く聞こえる、というよりは聞こえない楽器は聞こえない(笑)録音になっています。アンサンブルの精度とか、音色とか、明らかにこの録音より勝っている録音はいくつもありますが、なかなかここまで自然体というか、ベアな感じの演奏は無いですね。第8番のときはスケルツォの速さが耳についたのですが、第9番の方はその速さがプラスに働いているようです。まだスケルツォの途中(トリオの前)までしか聴いていないので、続きはまた明日。

実は第9番はフィナーレ聴きたさに長らくこれを聴いていました。これも再発で国内1000円盤(輸入の全集だとf-mollから第9番まで11曲で5000円くらい?)でしたね…。

ブルックナー:交響曲第9番

ブルックナー:交響曲第9番

  • アーティスト: ニコラ・サマレ&ジュゼッペ・マッツカ, ブルックナー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1997/10/25
  • メディア: CD

もともとインバルは第9番を第3楽章までで録音しており、第4楽章は第5番の録音と組み合わせて「資料的に」収録してあったものでした。ですからこのような形で発売することは、一見自然に思えるけれども、本来の意図(オリジナルの第5番のライナーで「これはあくまでサマーレとマツッカの音楽です」という意味の発言をインバルがしている)とは違うものになってしまっている。おまけに第3楽章までの録音も脆弱な印象で、とてもこの曲を代表する録音とは言いがたい。そんなわけで何とか別の録音を入手したくて、実はアーノンクールの録音(フィナーレのフラグメントが録音されている)を考えていたのですが、これでまた延期になりそうです(苦笑)。

ちょっとインバルを擁護しておくと、彼の第5番の録音は非常にわかりやすく、堂々としていて立派だと思います。フランクフルト独特の線の細さはありますが、この曲を「ブルックナーの最高傑作」と呼ぶインバルの思い入れが伝わってきます。いつかの来日公演のときに、プロモーターの「第8番を初稿でやって」という要望を蹴ってこの曲を演奏した、というエピソードをテレビで見ました。それだけ、この曲には愛着があるのでしょう。

ところで、最近、ブログのページが非常にアクセスしにくくありませんか?私だけ?


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Beethoven/Sym4,7 [交響曲(独墺系)]

昨日、グラゴル・ミサのテープを探していたら、こんなものを見つけてしまって、つい聴きました。

ベートーヴェン:交響曲第4番、第7番
J. シュトラウス:「こうもり」序曲、ポルカ「雷鳴と電光」
バイエルン国立管弦楽団、1986年5月19日、人見記念講堂
(エアチェック)

あえて書きませんでしたが、指揮者はおわかりですよね。私はベートーヴェンを熱愛しているわけではないのですが、たまたま(またまた)重なってしまいました。第4番は販売されている録音よりも安定感がある、すばらしい演奏だと思います。第3楽章が終わったところで、「さあ、来るぞ」という聴衆の雰囲気が、楽章間のごそごそいう音にも現れているような気がします。そして終楽章が終わった後の、もう演奏会が終わったかのような大拍手とブラボー。楽員も引っ込んだあとで、もう一度指揮者が出てきたのでしょうか?延々と続く拍手。

第7番の正規録音はウィーンだし、スタジオだし比較は難しいですが、この演奏が劣っているとは決して言えないと思います。ただ、良い悪いでなく、個人的にどうしても違和感があるのは第2楽章。「(たら)りー」の装飾音符が完璧に前打音になっていることと、最後の弦のピツィカート。前者は単に慣れの問題かもしれませんが、後者はいかにおとうちゃん譲りだといっても、耐え難い。でも終楽章迫力満点だから許す!鳴り止まぬ拍手、なのですが、残念ながらテープは拍手が切れている。きっと解説者がいらん喋りを入れていたに違いない。

でも、アンコール直前の「こうもり!」というクライバー(あ、書いちゃった)の声は入っているぞ!日本での最後のコンサートとあってか、2曲ともノリノリですね。中でも、やはり「こうもり」は筆舌に尽くしがたい。そりゃあできればその場にいたかったけれども、何とか雰囲気は味わうことができます。

この演奏(会)についてネットで調べたら、オーディオ的観点から海賊盤を評したサイトがありました。もちろん私の受信/録音設備はマニアの人にお話するのもおこがましいようなものなので、今日聴いたテープの音も貧弱ですが、個人として楽しむには何ら問題ないですね。さらに言わせてもらえば、海賊盤を買って「そもそもこんな音質で(または(放送録音でなく)会場の録音で)商売するのはけしからん云々」と怒るのは考え違いなのではないでしょうか。

放送音源だって放送局が版権を持っており、それで商売するのこそ違法行為です。テレビのドラマを録画したDVDを売って金を稼ぐことが不当だと、だれもが認識しますよね?音質にしても、クライバーの「オテロ」が70年代のライブなのにモノラルで準正規盤のようにして出ていました。それでもけちをつける人はいなかったと思いますが。

つい話題が大きくそれてしまいましたが、正規音源が非常に少ないクライバーだけに、海賊盤は百花繚乱でしょう。いずれはチェリビダッケのように大会社からauthentic recordingが続々と出てくるのでしょうか?えっと、でも、クライバーの遺族ってどんな人がいるのかな。奥さんはなくなっているけれど、母親は健在だし兄弟もいましたよね。だったら、やはりいずれは何十枚もの(そんなにコンサートは多くなかった?)正規盤攻撃になるのでしょうか。

クライバーの放送録音は、他に日本公演のボエーム(フレーニ、ドヴォルスキー)があったと思います。ちょっと1日の通勤には長すぎますが、そのうち言及できればと思っています。

今日は車でなく出かけるため、お休するかも。電車で何か聴けたら、書きます。


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