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Bruckner/Sym9-2,3 [交響曲(独墺系)]

昨日に引き続き、レークナーのブルックナー交響曲第9番。(全く余談ですが、「koukyoukyoku」と入力しようとすると右手のキーばかりで「指の早口言葉」状態になります。なかなか一発で打てません。)

第2楽章から、という話を昨日は書いていたのですが、ちょっと気になって、渋滞中に第1楽章を聴きながらスコアをチラチラ見ていました。譜面にあるテンポの変化(リテヌートとか)はほぼ着実に実行されていますが、加えて、書いてないテンポの変化も何箇所かありました。かなりテンポを自由に揺らした、「ロマンティック」な録音、ということになりますか。

第2楽章で特徴的なのはスケルツォの主題で、タタ|タンタンタン|タンタンタンと弦、金管の順に入ってくるのですが、金管の「タタ|タン」だけにアクセントがついています(わかってもらえるかしらん)。重層的に音が増えていく感じが阻害されるので違和感があります。

トリオは快速で気持ちよいです。当然テンポもゆれていますが情緒纏綿というほどではありません。私はどちらかというと「ブルックナーはインテンポ!」党なのですが、厳しい楽想の両端楽章ではないし、まあ許してあげましょう。

しかし、第3楽章は、参った。「えー豆腐!」でも「さーおだけ!」でもよいが、とにかくトランペットのファンファーレの32分音符(「パパパン!」)がぜんぜん決まらないのだ。「そんな細かいこと」という向きもあろうが、こればかりは好みの問題なのでどうしようもない。昨日、「聞こえない音が聞こえない良い録音」みたいなことを書いたが、これは「聞こえて欲しい音が聞こえない」ので、身勝手とは思うがどうにも承服できない。他のところはわずかにテンポが揺れててイイカンジなのだが、コーダ直前の弦の64分音符もいまひとつ切れが悪い。いくら東ドイツのオーケストラでも、ここまで雑にやらなくたっていいのに。

というわけで、今日の帰りは一気に萎えてしまいました。明日は慣れてる録音で盛り上がろう…。


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