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Beethoven/Sym2 [交響曲(独墺系)]

昨日に引き続き、同CDの2番、オケはLSO。8番に比べるといっそう音質が悪く、テープのつなぎ目のようなわずかなテンポのずれもわかります。放送録音のような高周波のノイズがずっと入っていますし、後半は周期的なスクラッチノイズも聞こえます。どっちにしろ、音質としてはたいした出来ではありません。曲想は8番と同様にあっさり系で、全体に早めのテンポで進みます。

自分の体験を振り返ってみると、アマチュアの演奏というのは、演奏者の技量の制限から、あまり極端なテンポ設定やルバート、強弱の変化はできません。だから、その演奏を解釈からみると、非常にオーソドックスな、というか平板なものになりがちだと思います。したがって、アマチュア演奏家が、本番の曲が決まって勉強のために聞く演奏(録音)は、あまり癖の強いものは良くないと思うのです。良い録音はいろいろありますが、曲を知る上で役に立つ録音は、ある意味つまらないものなのかもしれません。まあ、アマチュアの演奏家なんて、評論家気取りで古今の名演奏(録音)にあれこれけちをつけて悦に入っている連中が多いでしょうから、そんな連中は勝手にしてくれ、と思うのですが。

実際に自分で演奏した曲は、有名指揮者・オケのコマーシャルな録音を聞いてもしっくりこないものが多いです。かといって、自分たちの演奏を聴くと、いっそう赤面ものなのですがね。

このCDには、2番と同時期に録音された「ジークフリート牧歌」も入っています。この曲は「お誕生日プレゼント」ですから、好きにして、という感じで、あまりしっかり聞いたことがありません。だって、やはり「指環」の方が何百倍も面白いですから。「指環」は学生のときにベームのバイロイト・ライブのレコードを買って聞き込んだので、それなりにしっかり覚えています。ちなみに、「トリスタン」と「マイスター」はカラヤンでした。「トリスタン」はクライバー盤CDをときどき聞いていますが、マイスターは結局CDを買えずじまいです。試聴すればまた違うのかもしれませんが、メンバーや演奏団体だけでは心惹かれる録音が見つかりません。

レコードで持っていてCDで買いなおした録音もありますが、基本的にはCDを買うのだったら(自分にとって)新しい録音を聞きたいと思っています。音質も含めて、マイスターのいいのがあったら紹介してください。(夜書いたのですが、朝ちょこちょこ直しました。どうもよっぱらって書くとだめですね。)


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Beethoven/Sym8 [交響曲(独墺系)]

記事管理の際に、「ペトルーシュカ」の回を誤って消してしまったようです。(;_;)書き直しましたので、また見てやってください。ちょびっとですけれど新しいことも書いています。

さて、またまたベートーヴェンの登場です。昨日の「オルフェウス」をやった演奏会のプログラムに入っていたのを思い出して、聴きたくなってしまいました。この演奏会のプログラムはベト8、「オルフェウス」、休憩を挟んでヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」という、なかなかとんでもないものでした。ヒンデミットも大好きな曲なので、そのうち聴くと思いますのでそのときまた。

ベートーヴェンの交響曲はクラシックの聴き始めに必ず通る道だと思います。私は6、5、9ときたのですが、3と7がどうしてもなじめず、2、4、8に共感を覚えてしまいました。(1はまあ、それなりに。)2番はたまたま演奏する機会が多かったので、あまりのめりこんで聴いた録音はありませんが、8は最初に聴いたのがシュミット=イッセルシュテット/VPO(英語式、独語式だとWP?)、次がFMでやっていたのをエアチェックしたこの↓演奏で、この二つでもうあとは聴かなくっていいや、と感じていました。

ベートーヴェン:交響曲全集

ベートーヴェン:交響曲全集

  • アーティスト: ワインガルトナー(フェリックス), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ベートーヴェン, ロンドン交響楽団, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1996/12/11
  • メディア: CD

8番のオケはウィーン・フィルです。傾向としては、どちらも古い割にはインテンポ中心思い入れ少な目系のすっきりした演奏なので、ベートーヴェンのある種のおどろおどろしさを愛する人にはものたりないでしょう。なお、実際に持っているワインガルトナーの録音は上記の正規盤ではなく、「20世紀のマエストロ達」とかいう、40枚組(たしか)4000円程度の低品質CDです。薄型2枚用ケース20個が紙箱に入った荷姿で、この「ワインガルトナー編(ベートーヴェン交響曲2,8番など)」と「メンゲルベルク編(マーラー交響曲4番など)」の2枚がセットになっています。この2曲以外にももちろんフルトヴェングラー、トスカニーニ、クナッパーツブッシュ、クラウス、さらには若き日のベーム、カラヤン、バーンスタイン等の演奏が入っていました。各指揮者あたりCD1枚なのでちょこちょこ聞く分にはお手軽です。私は基本的に60年代以降のステレオ録音しか聞かないので、このような30~50年代の録音はあまり持っていないのですが、安さにかまけてつい買ってしまいました。

8番は早めでルバートの少ないテンポで気持ちよく流れ、さらに録音レベルが低い、というかDレンジが狭いこともあり、音質の悪い車向けかもしれません。特に4楽章がなかなかのスピード感で、最後ももたつかずにさっぱり終わるのが良いです。これがこの時代のスタンダードなのか私にはわかりませんが、だとしたら、現代でも十分通用するのではないでしょうか。時代のわりに、各楽器の音が明晰に取れていると思います。

ステレオの演奏のCDもありますが、これも珍盤なので、またの機会にご紹介。


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Schumann/Sym1,2 [交響曲(独墺系)]

さて今日は、クーベリック/バイエルンの演奏で聞いてみた。もう少なくとも10年は聞いていないテープ(!)なので、劣化してレベルが低い。まあ車の中なので
音質がどうこういう環境ではないので、ただボリュームを上げて聞く。朝はFMと
交互に聞いているのだが、いつものようにFMに切り替えたときにデカい音で
びっくりした。

肝心の演奏(1979年録音)なのだが、前回のラインズドルフを思い出させる、
落ち着いた、柔らか味のあるやさしい演奏で、弦の音も豊かだし、音色は
悪くない、というかハートフルでいいのだが、どうにもシューマンには合わない。
時代のせいなのだろうが、少なくとも今は、快速のスケルツオやアレグロの
インテンポでぐいぐい押していく両端楽章、いかにも陰鬱な緩徐楽章と
必要以上にメリハリが効いていたほうがシューマンらしいように聞こえる。

もともと鳴りにくいのだから、たとえばメンデルスゾーンを演奏するように
豊穣たる音色で演奏すればするほど、平板で興趣の乗らない演奏に
聞こえてしまうのかもしれない。

とすれば、(未聴だが)ガーディナーの演奏なんかたしかに面白く
聞けるのかもしれませんね。シューマンは古典派?

明日は車通勤ではないので、何も聞けないかも。


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Schumann/Sym2 [交響曲(独墺系)]

今日は、お気に入りの曲。朝ばたばたしてCDを持たずに車に乗ってしまったため、車中に置きっぱなしのCD-Rから。

聞いたのはエッシェンバッハ/NDR-SOだが、この曲に目覚めたのは、今はなきシノーポリとVPOの演奏。シューマンの交響曲はそれまで第1番以外なじめなかったのが、この演奏を(たぶんエアチェック)耳にして、ぱあっと視界が開けた感じになって、同時期にレヴァインのおかげで「ライン」にも開眼して、一気にお友達になれました。特に2番のフィナーレは景気が良いので、前の携帯では着メロに打ち込んでいました。

シューマンのべたべたのオーケストレイションが、それはそれでよいと認められ、スコアどおりの演奏が増えてきたのは、まだそう遠い昔のことではないように思う。確かに音色の変化に富んだ曲とはいいがたいが、メロディはときどききれいだし(しかしピアニスティックなフレーズの多いこと)、まあいいじゃない。

明日は、昔ダビングしたクーベリックの演奏を聴いてみようと思う。クーベリックは比較的好きな演奏が多く、たとえばモーツアルトの戴冠式ミサのレコードなどはよく聞いた(そういえば、このレコードは「雀のミサ」をやったときに買ったのでは?)。シューマンの交響曲は全部あるのだが、少なくとも10年は、ほとんど聞いていない。
聴いてみたら、何で昔はなじめなかったか、わかるかもしれない。なお、コピーした音源は個人の楽しみとしてのみ使用しています。


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Beethoven/Sym3 [交響曲(独墺系)]

ブルックナーの6番同様、この曲はベートーヴェンの交響曲の中で苦手。
学生のときに全集を買っても、どうしてもなじめなかった。

はじめてまともに聞いたのはボストンのシンフォニーホール、当然
ボストンシンフォニー(小澤)。このときは「いい曲だ」と心底思った。
で、CDはラインズドルフ/BSO。小澤ほどシャープではなく、
60年代のあまりぱっとしない録音ではあるのだが、まぎれもなく
シンフォニーホールの音がするので、ときどき懐かしんで聞いている。
同様の目的で買ったのはフィラデルフィアのマーラー5番(レヴァイン)。

レヴァインといえばこの間BSOでベルリオーズを聞いたけど、
予習不足でいまいち楽しめませんでした(もったいなかった)。
日本でも最近はよいホールがいっぱいあると思うのだが、なかなか
コンサートへ行かないのはなぜだろう。

今日はいっそうとりとめがなかったな。失礼しました。今日聞いたのは
1~3楽章なので、明日は続き。


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Bruckner/Sym6 [交響曲(独墺系)]

いちおう、音楽なので、聞いた曲をタイトルにしてみようかな、と。

演奏はチェリビダッケ/ミュンヘンフィル。自慢じゃないけど、
持っている唯一のチェリビダッケです。録音を嫌ったことから、その昔は
「幻の指揮者」とか、「彼の実演に接したことのない録音リスナーは、
真の音楽愛好家とはいえない」とか、いろいろ言われていました。
息子が書いたライナーにも、「演奏はそのオーケストラ、ホール、等々
その時々のコンディションで決まるものであり、また演奏会のすべての
音をを録音に記録することはできない」旨の(ちょっと意訳ですけど)
記述があり、ありがたがって聞いていた人が数多くいるわけです。

でも、息子が「粗悪な音源を駆逐するためにあえてEMIから正規音源を
発売して、収益は公共の益に当てる」とか言っていますが、演奏会のみが
大事なのなら、何で録音があるの?「死んでいる音楽」なら、海賊盤
だろうが、正規音源だろうが、優劣はあるの?海賊盤のほうが、
純粋な気持ちで、チェリビダッケの音楽の片鱗でも、多くの人に
知らせたほうがよいと思って、作っているのではないの?生前から、
放送音源は何で止めなかったわけ?とか、いろいろ素朴な疑問が
わいてくる。

「多くの音(音符)がある部分は、きちんと響かせなければいけないから
必然的に遅くなる。録音ではホールトーンが十分に再現できないから
概して遅く聞こえる。」旨の(何しろ渋滞の中でライナーを斜め読みしている
だけなので、間違っていたらごめんなさい)発言もあるが、そんなことを
するくらいなら、極論すればテンポの設定なぞ不要なわけで、音価を
やみくもにそろえるような演奏を、チェリビダッケ本人が目指していた
のではないことは、このCD1枚聞いただけでもよくわかる。

ちょっととりとめのない話になってしまいました。もちろん生で聞いた
ことはないし、録音もチェリビダッケの聴体験は非常に少ないですので
えらそうなことがいえた義理ではありませんが。6番はたとえば4、8、9番に
比べると(少なくとも自分にとっては)印象が薄いけれども、この演奏、
特に2楽章はとても美しくてけっこう好きです、というか、今日聞いて、
結構いいなと思った。

このブログも、たった2日なのに、読んでくださった人がいらっしゃるのは
びっくりです。きっと「音楽」に登録したのが引っかかったのでしょうが、
お好みにかなわなかったら残念でした。クラシックだとだめな人が多いかな。

土日は仕事が休みのため、通勤もお休みです。また来週。


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