Bruckner/Sym9 [交響曲(独墺系)]
オペラをやったり、マーラーを聴いたりしていて、しばらくご無沙汰でした、ブルックナー。今日は第9をこの録音で。
- アーティスト: マタチッチ(ロヴロ・フォン), ブルックナー, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2002/06/21
- メディア: CD
マタチッチのブルックナーといえば、70年代のチェコ・フィルとの第7や
Haydn/Sym88 [交響曲(独墺系)]
最初は、同じCDに入っているブラ3を聴こうと思っていたのですが、つい、こちらに聴きほれてしまいました。
ハイドン/交響曲第88番ト長調
クレメンス・クラウス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
以前からときどきご紹介している、モノラル40枚組CDのひとつに入っています。なんと
Schumann/Sym3 [交響曲(独墺系)]
先週末から月境を越えてどうも疲れがたまっているようで調子がぱっとせず、音楽もあまりしっかり聴く気分になりません。こういうときは、なじみの曲、それもそこそこノリのいい曲を聴くに限ります。というわけで、「ライン」。今回はPILZ盤で聴いてしまいました。
シューマン/交響曲第3番変ホ長調「ライン」
アルフレッド・ショルツ指揮フィルハーモニア・スラヴォニカ
メジャー・レーベルでもいろいろ出ていますが、私の好みは例えばこちらです(アマゾンでは無かったので、Towerrecordsへのリンクです)。
Schumann: Symphonies No.1-No.4 / James Levine, BPO
安物買いの私ゆえPILZ盤は手元に何枚かありますが、アンサンブルの精度ということになると、この録音はいまいちと言わざるを得ません。弦も管も音程がいまひとつだし、縦の線もときどき乱れがち。
ところが人間おもしろいもので、
Bruckner/Sym3 [交響曲(独墺系)]
Strauss/Alpen [交響曲(独墺系)]
これも懐かしい録音です。
ケンペ/ドレスデンのアルペン、1971年の録音。LP時代から演奏面でも、音的にも名録音として知られています。私の友人でこれ1曲を4面にカットしたLP(家電量販店の企画もので、非売品だったのではなかったかな)を大事に持っているのもいます。むろんお手軽リスナーとしては、全曲通して聴けるCDが楽ですね。
リヒャルト・シュトラウスは「交響曲」と名のつく曲を何曲か書いていますが、現在知られているこれらの「交響曲」は、
Schmidt/Sym4 [交響曲(独墺系)]
オーストリアのフランツ・シュミット(こちらもご覧下さい)の交響曲第4番。マイナーとはいっても、Schmidtの作品の中では1、2を争って有名ではないでしょうか。今回聴いたのは、メータ往年の名演。
Mahler: Symphony No.2/ Schmidt: Symphony No.4
- アーティスト: Gustav Mahler, Franz Schmidt, Zubin Mehta, Vienna Philharmonic Orchestra, Ileana Cotrubas
- 出版社/メーカー: London
- 発売日: 1995/11/14
- メディア: CD
70年代の全盛期のメータとウィーン・フィルの録音。このシュミットと、これも名演の「復活」。面白いことに、メータのシュミット第4の録音は、なんと3種のカップリングで発売されています。
フランツ・シュミット&アイネム:交響曲(楽天ブックスへリンク)
フランツ・シュミット:交響曲第4番ハ長調、アイネム:フィラデルフィア交響曲
ズビン・メータ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
メータが若い!これ↑が一番
Beethoven/Sym9 [交響曲(独墺系)]
出遅れました(^^;
もう「おめでとうございます」という時期ではありませんが、本年もどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m
さて、年初の曲は何にするか。やはりおめでたい曲がよかろう、とういことで、第九を。今回聴いたのはこれ。
- アーティスト: ジンマン(デイヴィッド), ナーフ(フリッツ), チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, スイス室内合唱団, ツィーザク(ルート), レンメルト(ビルギット), デイヴィスリム(スティーヴ), ロート(デトレフ), ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 1999/04/21
- メディア: CD
もうこのCDも出てかなりになります(1999年でしたっけ)。私は最近入手しましたが、現在は序曲も含めた全集が安く出ています。まとめて聴きたい方はこちらもよろしいでしょう。
- アーティスト: チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 ジンマン(デイヴィッド), ジンマン(デイヴィッド), チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団, ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: CD
発売元は「ベーレンライター新版に基づく」という枕詞をつけていますが、必ずしも準拠していないのは周知のこと(特に第九以外の交響曲)なので、ご留意ください。この全集については、jurassic oyajiさんが発売当初から論評されています。
またKanzakiさんはベーレンライター版とともに、最近出版されたブライトコプフ版にも言及されています。ベーレンライター新版の直後に出たアバド/BPOによる録音を参照して、解析を行ったのは、例によって金子建志氏。ベーレンライター新版と慣用版との比較リストもあり、便利です。現在USEDしかないようですが、いちおうリンクしておきます。
Brahms/Sym4 [交響曲(独墺系)]
「秋はブラームス勝手に連動企画」、やっと第2弾です。
大名曲の交響曲第4番ホ短調。今回聴いたのはチェリビダッケの古い録音です。
- アーティスト: チェリビダッケ(セルジュ), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ブラームス, ベートーヴェン
- 出版社/メーカー: キングインターナショナル
- 発売日: 1999/11/26
- メディア: CD
Hindemith/Mathis [交響曲(独墺系)]
ヒンデミットの代表作、といっていいでしょう。私の愛聴盤は、以前、「交響的変容」で取り上げた、これ。
- アーティスト: サンフランシスコ交響楽団, ヒンデミット, ブロムシュテット(ヘルベルト), ウォルサー(ジェラルデン)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1995/04/21
- メディア: CD
1987年の録音ですから、かれこれ20年近く経ってしまったのですね。いまだそこそこの値段で現役というのは、それだけ人気があるということでしょうか。サンフランシスコ交響楽団(SFS)は、若き日の小沢征爾やエド・デ・ワールトなどが常任だったこともあり、ビッグ5(あるいはメジャー5:ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア、ボストン、クリーブランド)の次のランク(エリート11と呼ばれ、諸説あるようですがビッグ5+ピッツバーグ、ロサンゼルス、ミネソタ、デトロイト、ヒューストンとサンフランシスコ)に位置づけられるオーケストラです。
アメリカ生まれのスウェーデン人であるブロムシュテットがSFSに着任したのが1985年、このヒンデミットは
Bruckner/Sym7 [交響曲(独墺系)]
先日テレビでアバド@ルツェルンのブルックナーを見たので、昔のライヴを聴いてみました。
ブルックナー 交響曲第7番
指揮:クラウディオ・アバド
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1984年8月30日 ザルツブルク祝祭大劇場にて
CDとしてはこれが近いのでしょうか。1992年でしたっけ?ちょっと新しいですね。私は未聴なのでちょっと気が引けるのですが…。
アバドのブルックナー録音は、第1、4、5、7、9番に限られており、デッカ時代からほとんどウィーン・フィルとのもののようです。第1の種類が一番多い(たしか4種?)指揮者というのは珍しいですね。個人的には第4、第7などの明るい響きが基調の曲が、何となくアバドにあっている気がしていました。今年秋、ルツェルン祝祭管弦楽団を引き連れてのの来日でも第4をやりますね。
昔の壮年期を知っている者からすると、最近のアバドはどうしても
Bruckner/Sym8 [交響曲(独墺系)]
せっかく新しいお客様もあるというのに、どうも更新が滞っていて失礼しています。
今回聴いたのはカラヤン/VPO、1986年8月17日、ザルツブルク祝祭大劇場でのライヴ。近いCDとしてはこれになるのでしょうか。このCDは1988年、亡くなる8ヶ月前の録音です。
亡くなる直前の録音は、BPOとの不和もあったのでほとんどVPOとのものだったと思っていたら、亡くなるぎりぎりまでVPOとBPOと半々くらい録音していたのですね。このころのVPOとの録音は、「最後の録音」ブルックナーの第7、やこの第8、「悲愴」など、全盛期のベルリン・フィルとの切れ味のよいアンサンブルとはまたちがった、ひびきを大事にしたゆったりとしたテンポの、息の長い録音が多くなってきたように記憶しています。
80年代、せっかくデジタルの時代になったのにどうにも衰えは隠せない。かくしてカラヤンは、
Bruckner/Sym9 [交響曲(独墺系)]
勤務先では組織変更があり、引越しなどで落ち着かないです。
さて今日はブルックナー最後の、未完の作品を往年のEMIの録音で。
多少安くなったとはいえ、40年以上前の録音が現役というのはすごいことですね。1300円盤で出さないと言うことは、それだけ売る自信があるということでしょう。
ブルックナーにあまり詳しくない(興味が無い)人は、「ブルックナーの交響曲なんかどれを聞いても同じ」と言いますし、ブルックナー・ファンは、「一曲一曲、すべてに個性がある」といいます。どちらかといえば
Brahms/Sym4 [交響曲(独墺系)]
Brahms/Sym3 [交響曲(独墺系)]
ふだんは、ブラームスの交響曲は、あまり聴きません。むかし、たくさん聴いたり演奏したりして、あまり聴きたいと思わなくなってしまったようなのです。で、どんなときに聴くかというと、仕事が忙しかったり、家庭内に不和があったり(^^;、とかとか…。心に乱れがあって、なじみのうすい音楽をしっかり聴くようなことがとてもできそうにないとき、マイ「癒し系」として聴くことが多いのです。今回は最初の理由です(苦笑)
うーん、こんなカップリングになっていたのですね。私の持っているCDは第3番と
Schumann/Sym3 [交響曲(独墺系)]
またまた安易ですが、ジュリーニの「運命」とのカップリング、シューマンの「ライン」です。年が明けてから交響曲のエントリーばかり、しかも5、3、5、3、…。前回の記事と同じCDですので、リンクは省略。
この録音の特徴のひとつは、オーケストレイションを大幅に変更した、いわゆる「マーラー版」を採用していることにあります。しかしCD本体ではそれについてまったく言及しておりません。とはいえ、他の演奏を聴いたことがあれば、何となく響きがすっきりしていたり、ところどころに「あれ?」と思うような音が聞こえたりすることで違いがわかると思います。
たしか、初出時から