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Gliere/HarpConcerto [協奏曲]

きのう(4/10)の朝、たまたまFMで聴きました。ずーっと気にはなっていたのですが、聴かずに来たこの曲。グリエール(1875-1956)ってロシア-ソ連の人だったんですね…、知らなかった。

アマゾンのリンクは在庫切れしかありませんでした。放送されていたのはこちらの演奏でした(HMVにリンク)。ちなみにこのCD、同じ作曲家のコロラトゥーラ・ソプラノ協奏曲(!)とヒナステラのハープ協奏曲が入っています。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/153416

1938年の作品ですから、バリバリの20世紀音楽です。とはいえもちろん調性音楽で、とても聴きやすい曲です。イメージ的には、そうですね、アランフェス協奏曲と近いでしょうか。オーケストラは弦楽器が主体ですが、アランフェスより厚く、管楽器のソロが随所にあります。またティンパニも入っていますし、終楽章ではトライアングルも華を添えます。

FMで1回通して聴いただけですから、漠とした印象になってしまいますが、全体に落ち着いていて、基本的にはオーケストラの長い持続音やゆったりとした旋律の上に、ハープがアルペジオや早いパッセージで乗ってくる、いわば「想定内」の曲調といえるでしょう。毎日聴き続けると飽きるかもしれませんが、マーラーとか新ウィーン楽派ばかり聴いてる中で、たまにこういう曲を聴くと、ほっとしてゆったりとした気分になれます。どうぞお試しください。


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JUNKO

あ、ありがとう!リンクしてくれたんだー。
ところで、フランツ・シュミットの交響曲第4番って知ってますか?
どんな曲なのか全然わかんないんだけど(;^_^A
CD持ってますか?
by JUNKO (2007-04-13 08:19) 

stbh

フランツ・シュミットは1874年生まれでグリエールと1歳違いです。作風はマーラーやリヒャルト・シュトラウスを髣髴とさせるバリバリの後期ロマン派で、交響曲第4番は1933年の作品です。マーラーほど劇的な起伏が無く、約50分はちょっと長いですかね…。
by stbh (2007-04-14 20:39) 

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