SSブログ

Mahler/Wunderhorn [交響曲(マーラー)]

順番から行くと第3交響曲なのですが、長くて120分テープなので、時間がかかります。週末をまたぐのは避けたくて、来週に回しましたので、かわりに「子供の魔法の角笛(抜粋)」をご紹介します。「トランペットが美しく鳴り響くところ」「ラインの伝説」「死んだ鼓手(起床合図)」「浮世の生活」「魚に説教するパドバの聖アントニウス」「番兵の夜の歌」「少年鼓手」「塔の中の囚人の歌」(表記はNHKによるものだと思います)の計8曲、約41分です。バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、指揮:小澤征爾、ベルリン・フィル@フィルハーモニー、1983年12月の演奏会。

うーん、ディースカウの声を聞いたのはかなり久しぶりなのですが、やはりうまいですね。表現の幅が広いというか、いろいろな表情が出せる。あと、音程がいつでも正しい。これは些細なことのようですが、心地よく聴くためには大事なことだと思います。「死んだ鼓手」では、一部シュプレッヒシュティメのような歌い方もしていますが、その安定感は非常に高いです。これを聴いたら、ベームとの「ヴォツェック」を思い出してしまいました。彼のために書かれたオペラもあったりして、古典から現代曲まで見事に歌いきる、稀代の名歌手といって過言ではないと思います。

「角笛」の有名な録音はこれになるでしょうか。これもテープはあるのだけれども、ずいぶん聴いていない…。

マーラー : 歌曲集 「子供の不思議な角笛」

マーラー : 歌曲集 「子供の不思議な角笛」

  • アーティスト: フィッシャー=ディースカウ(デートリッヒ), シュワルツコップ(エリザベート), ロンドン交響楽団, マーラー, セル(ジョージ)
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1995/11/22
  • メディア: CD
「子供の魔法の(or 不思議な)角笛」はマーラーの詩作の原点とも言える詩集で、初期のピアノ伴奏歌曲集「若き日の歌」にもいくつか採用している。また第2、第3および第4交響曲にはこの詩集からとった歌詞が使われており、これらをまとめて「角笛交響曲」と呼ぶのは周知のとおり。管弦楽伴奏の歌曲集としては通常12曲がセットとなっている。このうち「死んだ鼓手」と「少年鼓手」は、後に「リュッケルトの詩による歌曲集」とともに出版されている。また第2交響曲の第3楽章の主題は、オーケストレーションも含めて「魚に説教する…」と共通で、歌曲と交響曲は並行して作曲されていったようだ。
ディースカウがなぜこれら8曲を選んだか、メインプログラムが何だったかなどの補足情報が一切無いのが、今となってはちょっと残念。純粋に「マーラーの音楽」だけ残すつもりでいたので、FMの解説はすべて残ってないんですよね。上の録音で二人で歌われている曲をはずしているわけでもないし、歌詞とかもう少しきちんと見れば意図が推察できるのかもしれませんが、誰か教えてください~。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Mahler/Sym2Mahler/Sym3 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。