Mahler/交響曲第6番 [交響曲(マーラー)]
今回はこの演奏の録音を聴きました。私はエアチェックのテープですが、CD-Rも出ているようですから、聴いたことのある方も多いのではないでしょうか。
マーラー/交響曲第6番「悲劇的」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
1977年8月27日 ザルツブルク祝祭大劇場にて
スタジオ録音
を取り上げたのは、もう6年前になります。
http://classicalandsoon.blog.so-net.ne.jp/2005-09-29
今なら、国内盤もずいぶん廉価で出ているのですね。
さて、この演奏会ですが、
Mahler/交響曲第7番 [交響曲(マーラー)]
Mahler/交響曲第1番 [交響曲(マーラー)]
更新頻度が大きく落ちたので2年以上かかりましたが、今回の第1番でマーラーの交響曲のサイクルがまた一回りします。例によって昔懐かしい録音をご紹介します。国内盤は現役でないようなので輸入盤です。
この録音当時(1981年)バリバリの壮年期だったアバドも、大病を経て、今や老境に入ってきました。マーラー・サイクルもベルリン等との2回目があるのですが、個人的には80年代を中心としたシカゴ・ウィーン等との1回目のサイクルのほうがインパクトがあったように思います。このシリーズは、鳥の羽をモチーフにしたジャケットも印象的でした。
Mahler/交響曲第10番(クック版) [交響曲(マーラー)]
マーラーの第10番と言えば「第1楽章だけ完成している」というのが、私がクラシックを聴き始めたころの常識でしたが、その後、クック版をはじめとする補筆完成版の録音が徐々に増えてきて、次第に5楽章版も市民権を得つつあるように思われます。逆に「マーラー協会版」として出版されている第1楽章が、実は完成されていない(オーケストレーションが不十分)ことも知られてきました。今回はシャイーの全集から、5楽章版を聴きました。
Mahler: Symphony no 10 / Chailly, RSO Berlin
- アーティスト: Gustav Mahler,Riccardo Chailly,Berlin Radio Symphony Orchestra
- 出版社/メーカー: Decca Import
- 発売日: 2000/06/13
- メディア: CD
さすがに中古しかないようですね。実はCD1枚に収まる時間なのに、あえて「浄夜」と組んで2枚組にしてあるのは、シェーンベルクなどへつながっていく音楽であることを強調したかったからでしょうか。
Mahler/交響曲第8番 [交響曲(マーラー)]
指揮者の小澤征爾氏、サイトウキネンにわずかだけ登場し、なんとか復活をとげたようです。もうすぐ、NYのカーネギーホールでフル・コンサートを指揮するようですね。
小澤はベートーヴェンやブラームスといったオーソドックスなレパートリー以外にも「大曲をまとめ上げる」のを得意としているようで、リヒャルト・シュトラウスなどを多く演奏・録音しています。マーラーについても、80年代に手兵のボストン交響楽団と全曲録音していますし、サイトウ・キネンや各地への客演においても取り上げています。その中のひとつ、フランスでのライブを聴きました。残念ながら手元には第1部の録音しかないので、これだけについての感想になります。
マーラー/交響曲第8番
バーバラ・ヘンドリックス、テレサ・ツィリス・ガラ(S)
ナディーム・ドニーズ、ローネ・マイヤーズ(A)
ケネス・リーゲル(T)
ジークムント・ニムスゲルン(Br)
ペーター・メーベン(Bs)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団、フランス放送合唱団、パリ児童合唱団
フランス国立管弦楽団、フランス放送新管弦楽団
指揮:小澤征爾
スタジオ録音はこちら。「PHILIPS」ですが、まだ現役のようです。
これについての記事は既にupしていますので、よろしければ合わせてごらんください。
Mahler/交響曲第4番 [交響曲(マーラー)]
Mahler/交響曲第6番 [交響曲(マーラー)]
「中間楽章はアンダンテ、スケルツォの順」という見解がマーラー協会から出されてかなり経ちます。最近はこの楽章順で録音されたものもずいぶん増えてきたので、そのうちのひとつを聴いてみました。
2枚組で第1楽章だけ1枚目、第2-4楽章が2枚目に収録されています。第2あるいは第3楽章までを1枚目に入れなかったのは、第2-4楽章を一気に聴いてほしい、というよりは、第1、2楽章間の不慣れなギャップを緩和しようという意図があったのではないでしょうか。リスナーとしては、そこの「違和感」というか、新しい感触をいちばん体験したいと思うのですが…。
Mahler/交響曲第5番 [交響曲(マーラー)]
この人、来日当時は「のだめ」とのコラボなどで話題を振りまいていましたが、昨年、任期を終えて本国に帰ってしまいました。都響はフルネ、ベルティーニ、インバルと長く良好な関係を続けました(ています)が、この人はどうなるでしょうか。
マーラーは(たしか第5ではありませんでしたが)都響でも取り上げており、彼の得意なレパートリーなのでしょう。昔のエントリーにも書きましたが、彼の指揮による第5をフィラデルフィアで聴いたのは、1991年冬、もう20年近く前になります。テンシュテットのピンチヒッターとして登場、かなり起伏の大きい情熱的な演奏で、終演後はスタンディング・オベイションでした。「地元(フィラデルフィア生まれ)の指揮者」というのを差し引いても、よい演奏会であったと思います。2005年にロンドンで行われたこの録音も、基本的な解釈は大きく変わっていないように感じました。
Mahler/交響曲第9番 [交響曲(マーラー)]
まとまった時間が取れなかったり、PCの調子が悪かったりしてなかなかエントリーが進みませんが、遅々として続けて参りますのでどうぞお付き合いをお願いします。今回はこのCDをご紹介します。
1967年モスクワ・フィル来日公演のライヴです。CD解説にある日程表によると、チャイコフスキーを中心にツアーを続けてきたモスクワ・フィルは、帰国間際に東京だけでこの曲、そしてショスタコーヴィチの交響曲第6、8番を1回ずつ演奏しています。なぜマーラーを1回だけ、それも第9を持ってきたかよくわかりませんが、当時すでにクレンペラーやワルターの新録音もあったことを思うと、第1、第5あたりとならんで、器楽のみで比較的演奏しやすい、と思われていたのかもしれません。
Mahler/交響曲第7番 [交響曲(マーラー)]
この曲は、しばらく聴いていませんでした。でも久しぶりに聴くと、故郷に帰ってきたような、懐かしい感じになります。若いころさんざん聴いたせいでしょうね。今回はこの録音で、とご紹介しようと思ったのですが、検索しても出てきませんでした。もう無いの?(T_T)
マーラー:交響曲第7番ホ短調”夜の歌”
ガリー・ベルティーニ指揮 東京都交響楽団
横浜みなとみらいホール 2003年6月29日 ライヴ録音
いちおう、発売元のリンクを貼っておきます。こちらでは、まだ扱っているようです。
https://www.fontec.co.jp/bin/cdd3.cgi?numb=FOCD9195&action=search&list=on&pass=
惜しくも亡くなったベルティーニが晩年に都響と残したマーラーのうちの1曲。
Mahler/交響曲第3番 [交響曲(マーラー)]
Mahler/交響曲第2番 [交響曲(マーラー)]
そろそろまた、マーラーが聴きたくなりました。今回は全曲を目指さずに、ばらばらっと聴いていきます。
まず「復活」が聴きたくなったのは、友人たちが出る演奏会が近いからかもしれません。
http://homepage1.nifty.com/MatsudoCPO/
私は全く関係ありませんが、よろしかったらどうぞ。近隣では誠実な演奏で名の通っている団体です。
さて、聴いたCDは名盤の誉れ高い、これ。
さすがに録音から約20年経ち、全曲がすべて発売当初の形で販売されているわけではありませんが、この曲はしっかりカタログに残っているようです。それだけでも「名盤の証」なのでしょう。
Mahler/Sym10 [交響曲(マーラー)]
何度か回しているマーラー・シリーズ、この曲を紹介したくてやっている部分も、かなりあります。
この録音で閉じることをねらって、今回のシリーズの最初も、オーマンディ/フィラデルフィアの第1でした。あちらはRCA録音ですが、この第10はCBS原盤です。当時は「アメリカの両雄」のような2社でしたが、今やSONY/BMGという、ひとつの組織になってしまいました。隔世の感がありますね。
この録音、長らく廃盤になっていたようで、金子建志さんの本(例えば↓)
で知ってはいましたが、聴く機会がありませんでした。SONY/BMGになってから旧譜がいろいろな形で再発売されており、この録音も昨年、復刻されています。国内盤は
Mahler/Sym9 [交響曲(マーラー)]
数々の演奏・録音のあるマーラーの第9交響曲、今回はこれを聴いてみました。
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, マーラー, カラヤン(ヘルベルト・フォン), シェーンベルク
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1996/11/21
- メディア: CD
これだけではちょっと不安なので、Towerrecordsにもリンクを張っておきます。こちらも「お取り寄せ」なのが不安ですが…。
Mahler: Symphony no 9, Lieder / Karajan, Ludwig, Berlin PO
カラヤンは短期間のうちに2種のマーラー第9の録音を出しています。これは非常に珍しいことです。まず、
Mahler/Sym3 [交響曲(マーラー)]
仮面舞踏会からもう1週間経ちましたから、いつもの、CDの感想文にもどりましょう。昨日たまたま長距離を走る機会があったので、この曲を。
マーラーの第3交響曲、マーラーの諸作品の中では決して目立つほうではありませんが、ネットを見ると、けっこう好きなかたが多くいらっしゃるようですね。私もマーラーを聴き始めて比較的早い段階から、この曲は好きでした。今日聴いた演奏、国内盤は残念ながら中古しか出ていなかったので、輸入盤をリンクしておきます。
Mahler: Symphonie No.3 in D Minor
- アーティスト: Gustav Mahler, Leonard Bernstein, New York Philharmonic, Joseph Alessi, Glenn Dicetrow
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 1989/07/20
- メディア: CD
アメリカのメジャー・オーケストラは、シカゴの