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Stravinsky/Petrushka(v2) [バレエ音楽]

ありゃー、間違えて記事を消してしまったようです。すみません。書き直しです。

アマチュアのオーケストラに入っていて、4管の1911年版に親しんでいた話とか、1947年組曲版の演奏は最近聞かないですね、とか、なぜ47年版のCDを買ったかというと、カップリングの曲が聞きたかったからとか、書いていたと思うのですが、何もバックアップはとっていないし、ちょっと残念。

Amazonのリンクもはりなおしておきます。今回聞いたのはこれ。

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」「オルフェウス」

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」「オルフェウス」

  • アーティスト: サロネン(エサ=ペッカ), ストラヴィンスキー, フィルハーモニア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2001/06/20
  • メディア: CD

CDは1993年?の初出のときのものだと思います。そういえば、今はつぶれて無くなってしまった家電量販店のワゴンセールで500円で買ったということも書いたっけ。この家電量販店は家から一番近く、よく利用したものでしたが、あっさりなくなってしまいました。

1911年版の愛聴盤は、自作自演盤とこれ。

ブーレーズ・スペシャル・サンプラー

ブーレーズ・スペシャル・サンプラー

  • アーティスト: クリーヴランド管弦楽団, ドビュッシー, ブーレーズ(ピエール), シカゴ交響楽団, バルトーク, アンサンブル・アンテルコンタンボラン, ヴェーベルン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ラヴェル, ストラヴィンスキー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD

旧盤も、演奏会をやった当時、人から借りて聴きました(汗)。ブーレーズの火の鳥1910年版のレコードは持っていると思います。ジャケットの火の鳥の絵が気に入って、お金をためて買ったっけ。ブーレーズは火の鳥1911年組曲版(カスチャイの踊りで終わる)も録音していましたね。これはどんな編成だったっけ?

そうそう、三大バレエの改訂による編成の縮小の話もしていました。ペトルーシュカ(4から3)でさえかなり薄くなったと感じます(管の本数以上に、ユニゾンになる楽器がすくなくなっている)し、火の鳥(4から2)はなおさらです。でも2管の火の鳥は新古典主義時代のはるか前、1919年に作られているのですよね。まだ版権がどうのというほど年数はたっていないし、この版を作った意図は何だったのだろう?いずれにしても演奏される機会が最も多いのは1919年版でしょうが、感動は1910年版の方がはるかに大きいと、私は思います。

ペトルーシュカに戻って、1911年版と1947年版の違いをいくつかご紹介。最もよく言及されるのは4場の「乳母の踊り」(ホ音の四分音符のオスティナートの上に金管主体で民謡風の旋律が乗る)のテンポ(11年版は遅く、いかにも大柄な乳母がずん、ずん、と踊っている感じなのに対して、47年版は早く軽快)だが、明らかに違うのは1場の最後の16分音符の木琴。47年版がレミドドレミドドと旋律をなぞっているのに対して、11年版はドラファレシレファラと単独の旋律をかなで、多様性を増したオーケストレーションになっている。たしかアバド盤は1911年版と銘打っておきながら、ここが47年版だったので、「何だこりゃ」と馬鹿にしていたと思う。

話はまた飛躍するが、アバドの録音は細かい芸が面白いものがいくつかある。LSOとの「ボレロ」は、最初に録音した楽員の叫び声入りのテイクをそのまま発売してしまったものだし、「展覧会の絵」は「キエフの大門」のコーダ直前の下降スケールがラヴェルの編曲では1オクターブだけ上昇になっているのを省いて、原曲に近づけている。

全面書き直しになってしまったうえに話の収集がつかなくなってきたので、このへんでやめます。前に読んでいただいた方に、また見ていただけるといいなあ。


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コメント 2

サンフランシスコ人

昔クリーヴランド管弦楽団の定期で、「指揮者ブーレーズ」が「作曲家
ブーレーズ」を指揮したのを見ました。
by サンフランシスコ人 (2008-02-16 07:51) 

stbh

サンフランシスコ人さん、クリーヴランドにもいらっしゃったのですか!
by stbh (2008-02-16 16:13) 

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