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武闘会参戦記(5) [実演]

いよいよ「怒涛の3日間」の始まり、まずは初日のステリハです。

仕事を半日で切り上げ、シンバルをぶら下げ、暑い暑い中、杉並へ向かいました。大ホールに入るのは、今回が初めてです。他の人とエレベーターで、大ホール入り口のある2階へ向かおうとしましたが、公開されているわけではないからか、2階には止まらず(汗)、仕方がないので3階まで上がって、立ち入り禁止風ロープの脇を通って3階から降りてきました。

杉並公会堂をご存知の方は、「あれ?杉並ってオケピットあったっけ?」とお思いになるかもしれませんね。正解!ピットは無いんです。最前列の席を外してそこにオケが並びます。なので、通常よりちょっとオケが高め。ベースのヘッドや指揮者がときどき見る邪魔になるかもしれませんが、「何卒ご容赦くださいm(_ _)m」という感じです…。

打楽器は上手の端に陣取ります。舞台上では装置の打ち合わせ。今回はホームグラウンドの新宿文化センターが使えないため「引越し公演」状態なので、いろいろ制約があります。装置も机と椅子、死刑台などの簡素なもののみ。というわけで、演技と衣装、それに歌と音楽で魅せます!そうそう、今回は武闘会、じゃなかった、舞踏会なので、ダンスも披露されます。どうぞお楽しみに。字幕は舞台の両側、縦に2行に出ます(上の写真の黒く細長い部分)。演技と字幕を見ながら音楽を聴くと、とても楽しめます。アリアやアンサンブルの見せ場も多く、これぞオペラの醍醐味、という感じ。実はこの曲、ほとんどなじみがなかったのですが、ここにきてその楽しさがわかってきました。

 こちらは、大太鼓の位置から見たオケ。譜面台の向こうに指揮者が小さく見えますが、ハープまではその倍の距離(!)があります。ヴァイオリン(指揮者の向こう側)の音を聞いてあわせようものなら、「打楽器、遅れてます」コールが返ってきてしまいます。アンサンブルがどうなっているか、この位置からではぜんぜんわかりません。

合唱・ソロとの音量のバランスや、バンダ(今回は、フルート、クラリネット、トランペット、トロンボーン、テューバで20人近くいるようです)とのかけあいのタイミングなど、会場へ来て初めてわかることは数多く、なかなか1回通しただけでアジャストするのは難しいです。個人的にも音量・タイミングでいろいろ試行錯誤の四苦八苦。かろうじて全体を通したあとで何箇所かの難所をやりなおしますが、明らかにだんだんみんなの集中力が落ちてきます。指揮者の言葉を借りれば、「不安が残りますが、明日のお楽しみにしましょう」ということで、アガリ。

今日は、明日の組のリハと、いよいよ初日の本番です。観に来てくださるかた、どうぞ"スリリングなヴェルディ"(苦笑)をお楽しみください!


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Lionbass

近くに住んでいるのですが、新しい杉並公会堂は、ロビーに入ったことがあるだけで、演奏を聴いたことはありません。
先日本番をやった○ンフォニカのメンバーによると、ステージはあまり演奏しやすくなかったようですが、「ピット」はどうなのでしょうか?
by Lionbass (2007-08-11 18:19) 

stbh

Lionbassさん、ご来訪ありがとうございます。そういえば、ご近所さんなのですね。

ホールはシューボックスなのですが、昔のデッドな響きと反対に、残響がけっこうあります。このリハではバンダの音がステージで反射して「ゴースト」みたいに聞こえてしまい、音を消したりしました。

急造ピットは打楽器が聞こえまくるようで、練習と比較してかなり絞りました。また、写真を次の記事でアップしますが、何せ横に広いので、他の音を聞いたら完全に出遅れます。

やっぱりヴェルディは歌を楽しんでほしいです(^_^;
by stbh (2007-08-12 08:34) 

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