武闘会参戦記(6) [実演]
昨日は、B組のリハとA組の本番という最大の長丁場でした。かなりハードでした…。今回の記事は写真攻勢で。
昼過ぎにホールへ入ります。昨日・今日のリハーサル中にしこしこと内職:楽器磨きです。
今回の楽器は借り物なので、多少きれいにしたいと思いまして。使ったのは、昔からある金属磨き「ピカール」!打楽器仲間に「これがいちばんいいんだよ~」と言われて使ってみました。確かにピカピカになりましたが、なかなか「新品の輝き」まではいかないですね。それに、裏面は光沢仕上げになっていないので、よごれは落ちましたが光り方はイマイチです。でもまあ、そこそこきれいになりました。
次は第2幕のリハーサル中のショット。アメリアがヴェールをとって正体を見せ、レナートと二人で、サミュエル、トムと仲間たちに哄笑されるシーンです。中央白いのがアメリア、となりがレナート、サミュエルとトムは上手側、周囲を松明を持った仲間が囲んでいます。
オケがまるでピットにいるように見えますが、よくよく見るとベースが舞台とかぶっていたりして、苦労のあとがしのばれます。金管・打楽器は上手側、木管・ハープは下手側。ピットだと、まだ多少「ピットの中で鳴る」感じがして響きが落ち着くのですが、今回はまったくオープンに音が出て行ってしまうので、他人(特に遠く)の音を聴いたら絶対、タイミングが合いません。バンダや合唱が出てくる第3幕はいちばん厳しく、指揮者が何度「ずれるのが正しいです。いっしょに間違えましょう!」といったことか。
上の写真、舞台の両側に字幕が出ています。これの操作は、舞台袖でノートPCを使って行っていました。専用プリケーションがあるようです。となりにいる、ヴォーカルスコアを持った方がキューを出して、PCの前の人が操作していました。これもしくじれない、かなり緊張する仕事ですね。
なんとかリハも終わり、B組の記念撮影です。
舞踏会の衣装なのでめちゃくちゃ華やかです。合唱のみなさんは衣装も仮面も自前だそうで、仮面のキンキラ具合は練習の日を追うごとにハデになっていったのだとか。ちなみに上の写真、ベースの人が、撮影の邪魔にならないように、いっしょうけんめい楽器を倒しているのがわかりますか?
いろいろありながらもリハが終わり、夕食へ。荻窪はラーメンが有名で数々の名店があるのですが、今回は「ぎょうざの舗 春木屋」で餃子定食を。同名の有名ラーメン屋がありますが、どういう関係なんでしょう?大ぶりで肉厚の餃子はジューシーでおいしゅうございました。杏仁豆腐までついていてなかなかボリュームたっぷり。
さあ、そしていよいよ本番!結果は…
歌手の皆さんは、B組よりA組のほうが個性派ぞろいで、それぞれに役作りを工夫されていて楽しませていただきました(^_^)
しかし実は、打楽器陣としてはかなり厳しいものでした…。同じ音形をやるところが、今までに無くずれまくったり、リズムが混乱したり…。まあ、ありがちといえばありがちなのですが、正直、かなりへこみました。終演後、観に来てくれた方と打ち上げ、というよりは憂さ晴らし!「よーし、いやなことは忘れた!」となったところで散会に。
なかなか疲労も蓄積してきましたが、泣いても笑っても今日、1回通せばおしまい。どうせだったら笑えるように、ガンバルゾー!!
反応するところが違うかもしれませんが、ピカールが懐かしい!
中学校のブラスバンドで、コンクール前になると金管楽器を磨かされてました。
まだ昭和30年代の楽器(ニッカン)があったりしたので…。
by Lionbass (2007-08-15 21:06)
Lionbassさん、nice!とコメントありがとうございます。
ホームセンターを何軒か見て回ったのですが、「金属磨き」の類はピカールと「ピカールなんちゃら」(チューブ入り)しかありませんでした。「永遠の定番」みたいなものですね。
ニッカンの楽器、懐かしいです。私の中学にもありました…。
by stbh (2007-08-15 22:22)