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Schumann/Sym3 [交響曲(独墺系)]

先週末から月境を越えてどうも疲れがたまっているようで調子がぱっとせず、音楽もあまりしっかり聴く気分になりません。こういうときは、なじみの曲、それもそこそこノリのいい曲を聴くに限ります。というわけで、「ライン」。今回はPILZ盤で聴いてしまいました。

シューマン/交響曲第3番変ホ長調「ライン」
アルフレッド・ショルツ指揮フィルハーモニア・スラヴォニカ

メジャー・レーベルでもいろいろ出ていますが、私の好みは例えばこちらです(アマゾンでは無かったので、Towerrecordsへのリンクです)。

 

  Schumann: Symphonies No.1-No.4 / James Levine, BPO

安物買いの私ゆえPILZ盤は手元に何枚かありますが、アンサンブルの精度ということになると、この録音はいまいちと言わざるを得ません。弦も管も音程がいまひとつだし、縦の線もときどき乱れがち。

ところが人間おもしろいもので、「疲れている」とひとことで言っても、アンサンブルの乱れのような細かいことが「我慢できない」時と、「もうどうでもいいや」と思えてしまうときがあるときがあるようです。今回は後者だったので、この録音を聞いて正解。全体に音色は明るく勢いがあるのです。とはいえ、こういうときでもないと、ちょっと聴くのはつらいかも(苦笑)

この交響曲は、シューマンの全4曲の交響曲のうち、最後にかかれたものです。もともと4楽章構成だったものに、ケルンの大聖堂でインスピレーションを得たと言われる第4楽章(金管のコラール)を挿入し、5楽章としたものです。重々しい第4楽章を除けば全体の印象は例えば第2、第4より軽快で、変ホ長調という明るい調性もあって、「初夏のライン川のまぶしさ」のような印象を受けませんか?いささか強引ですか…。

私がこの曲で一番すきなのは、第1楽章のコーダで、ヴァイオリンのBbのトレモロの上にファンファーレのような音形が重なるところ。ブルックナーみたいに、1発だけシンバルとトライアングルを重ねるのもカッコイイのではないか、と思うのは、タイコな私だけなんでしょうね、いやタイコでもそんなこと考えるやつは少数派だな。


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