Yamashita/Sentimental [その他の音楽]
ジャズのCDのご紹介は初めてですね。わたし的にはイチオシのピアニスト、山下洋輔の1985年、ニューヨークRCAスタジオにおける録音です。山下洋輔は何度かトリオを組んで活動していますが、これはソロ、ピアノ1台きりです。
ジャズのスタンダードと、クラシックの名曲から選曲されています。この中の何曲かは、数年後のいわゆる「ニュー・ヨーク・トリオ」でも取り上げられていますが、ここではソロでやっている分、自由度は高い気がします。曲目は以下の通り。
1. Over the rainbow
2. My one and only love
3. Humoresque
4. Autumn leaves
5. Träumerei
6. Stardust
7. Summertime
8. Tea for two
9. Bolero
10. Secret love
11. Piano concert no.2 (Rachmaninov)
12. P.S. I love you
13. Good-bye
クラシックからの曲は3、5、7(いちおう)、9、11の5曲。個人的には3が一番好きです。ジャズの曲だったら、思いのほか軽妙な8とか。いずれにせよ、ニュー・オーリンズからニュー・ヨークまで、三週間にわたって、ジャズクラブに乱入してはセッションで地元のジャズメンをぐうの音も出なくする、という毎日を繰り返したあとのソロですから、最高にハッピーな気分での録音であったことでしょう。
そうそう、山下洋輔を聴いていて、「のだめ」を思い出しました。勝手に音を増やす、リズムを変える、別の曲とつなげる、延々と引き続ける、… ふつうのジャズですね、これ(笑)
山下洋輔を最初に聴いたのは、高校生のとき、ピアノのメチャウマな友人にそそのかされてでした。高校時代、いっしょにバンドを組んでいた彼は、結局、音楽で身を立てたようです(その後の交流は、残念ながらありません)。
ああ、なんか「キアズマ」聴きたくなってきたなあ…。
コメント 0