Tchaikovsky/Sym2 [交響曲(独墺以外)]
チャイコフスキーの前半の交響曲はあまり有名ではありませんが、「民俗的」と形容されることが多いように親しみやすいメロディーが多く、ときどき思い出したようにかけています。
第1番は何度か演奏に参加したことがあるのでけっこうなじんでいたのですが、第2・3番はカラヤンの全集のCDが安く出たのを買ったときに初めて聴きました。特に第2番が単純なので車で聴くにはもってこい。マーラーの交響曲第1番を半音上で先取りしたような(笑)2楽章、「やぎさんゆうびん」の4楽章とか、作った人には失礼だけれど鼻歌気分で気楽に聞けてしまいます。
下のAmazonのエディタ・レビューは「美しい」「究極の」とか書いてあるが、演奏はあまりお勧めできない。カラヤンはデジタル録音で残すために80年代初頭に数多くのレコーディングを行っており、これもそのやっつけ仕事の一環。
終楽章でティンパニが飛び出している(と思う、ショスタコの10番の終楽章もティンパニが間違ってますよね)し、演奏もレガートを多用したカラヤン節ではあるが、あまり練れていない。ブルックナーの初期交響曲、サン=サーンス交響曲3番なども同様。もちろんアルペンやニールセンなどすごい録音もたくさんあるのだが、カラヤンの録音はやはり1970年代前半あたりが一番脂が乗っていて気持ちよくきける。
今回から、Amazon Webサービスを使ってCDを紹介してみます(持っているのは10年以上前の輸入版だけれど、その辺の違いはご勘弁)。でもこれってすごい宣伝効果があると思う。さすがネットビジネスに目端の利くAmazon。So-netにいくら払っているのだろう?
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