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Saint-saëns/交響曲第3番 [交響曲(独墺以外)]

20日近く間が空いてしまいましたね(汗)。先日のフィギュアスケートでも使われていたこの曲を、今日はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライヴ録音で聴きました。

チョン・ミョンフンはパリ時代にこの曲を録音していますが、現在は廃盤のようですので、ジャケット写真のあるリンクを張っておきます。

サン=サーンス:交響曲第3番

サン=サーンス:交響曲第3番

  • アーティスト: パリ・バスティーユ管弦楽団,サン=サーンス,メシアン,チョン・ミュンフン,マッテス(マイケル)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/09/01
  • メディア: CD

 

この録音は未聴なのですが、いろいろな評などをみると、今回聴いたライヴもこの録音も基本的なアプローチの姿勢は同じなのではないかと思います。今回のライヴはこちらのサイトからダウンロードしました。

 http://kco.radio4.nl/?lang=en

以前にもご紹介したように、楽団の120周年を記念して、10人の指揮者で10曲の録音が、無料でダウンロードできるようになっています。公開は昨年いっぱいの予定だったようですが、人気があったのか、現在でもダウンロードできるようですので、まだの方はぜひお試しください。メアドなどの登録が必要ですが、問題は無いと思います。先日も「新しいダウンロードができるよ!」というお知らせを送ってくれました。それがこちら。

http://haitink.radio4.nl/en/home/

ハイティンクの80歳記念だそうで、新たに3曲ダウンロードできます。前回は1曲まるごとひとつのファイルでしたが、今回は楽章ごとに分かれていて、より扱いやすくなっています。

さて、今回のサン=サーンスですが、ひとことでいうと「流麗」な演奏です。全体を通じてやや早めのテンポで、フレージングの美しさが印象的でした。基本的な姿勢は、約10年前のパリでの録音とパリでの録音とあまり変わらないのではないでしょうか。

第1楽章前半は、こまかい音符より息の長いフレーズが強調されて、テンポの割にはゆったりとした音楽の運びに感じます。後半の緩徐楽章に当たる部分は華麗で、RCOの弦の美しさにほれぼれしますね。

第2楽章も全般的にテンポが速いので、前半はちょっとせっつかれているような感じですが、緊張感が心地よいです。そしてオルガンが本格的に活躍する後半は、ひところよく耳にしたような「堂々たる」表現ではありませんが、均整のとれた、自然な響きになっています。実のところ、最初は物足りないと思ったのですが、何度か聴いて思い直しました。

この曲も国内版の楽譜が出ていますし、「解説などはいいから安く手に入れたい」向きには、ドーヴァーの小型廉価版も用意されていますのでお試しください。今なら円高でいっそう安くなっています(国内版の半額以下とはびっくりです)。

スコア サンサーンス 交響曲3番「オルガン」 (Zen‐on score)

スコア サンサーンス 交響曲3番「オルガン」 (Zen‐on score)

  • 作者: サン=サーンス
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜

 

Saint-Saens: Symphony No. 3 (Organ): In Full Score (Dover Miniature Scores)

Saint-Saens: Symphony No. 3 (Organ): In Full Score (Dover Miniature Scores)

  • 作者: Camille Saint-Saens
  • 出版社/メーカー: Dover Pubns
  • 発売日: 2004/07/26
  • メディア: ペーパーバック

 

なお、名前の表記がアマゾンのリンクと異なっていますが、彼のホームページでの表記に従っています。あまり深く考えていなかったのですが、音楽の世界では、韓国人は姓を先にするのが慣例なのでしょうか。


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