Wagner/Ring [管弦楽曲]
今日はオペラではなくて、「管弦楽曲集」と名づけられたこの曲集から。
Wagner: Highlights from "The Ring"
- アーティスト: Richard Wagner, Zubin Mehta, New York Philharmonic, Montserrat Caballé
- 出版社/メーカー: CBS
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
このCDに含まれる曲目は、よくあるCD1枚分のセレクションで、以下の7曲です。
Anderson/Pieces [管弦楽曲]
Mendelssohn/SummerNightDream [管弦楽曲]
暑くなってきましたね。こういうときはさわやかな音楽を聴きたくなります。いちおう季節ものでもありますし。
- アーティスト: クーベリック(ラファエル), バイエルン放送交響楽団, ウェーバー, マティス(エディット), ベーゼ(ウルズラ), バイエルン放送合唱団, メンデルスゾーン
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: CD
オリジナル・ジャケットなのでしょうが、いささか古色蒼然として、それがまたいい味を出しているジャケットですね。最近は廉価版でも画一的なジャケットでなく、オリジナルを生かしたものが増えてきて、よいことだと思います。あ、私が聴いているのは駅売りの安物なので、オリジナル・ジャケットどころの話ではないんです、ゴメンナサイ。
さてこの録音は、声楽(ソプラノ、メゾ、合唱)が入った、いわゆる
Bartok/HungarianSketches [管弦楽曲]
しばらくぶりにバルトークを聴きました。今日は小品です。このCDに収録されている、「ハンガリーの風景 Sz97」。
実は、持っているCDはこちらです。発売は1995年ですから、さすがに売っていないようです。
- アーティスト: ブーレーズ(ピエール), クリーヴランド管弦楽団, ドビュッシー, シカゴ交響楽団, バルトーク
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1995/03/25
- メディア: CD
全部で10分ほどの小品集、自身の比較的初期(1910年前後)のピアノ曲からの編曲ですが、もともと
Takemitsu/Winter [管弦楽曲]
この二人は日本を代表する作曲家、指揮者でしたが、早いもので、亡くなってそれぞれ11年、1年経ちます。
武満徹作品集/岩城宏之(リンク先はTowerrecordsです)
先週の金曜日、NHK-FMをつけたら黛敏郎の「曼荼羅交響曲」をやっていたので、「なんでこんな曲を(失礼)!」とびっくりしましたが、「岩城宏之没後1周年企画」でした。N響、ひいてはNHKに貢献大なる方でしたから、納得。
(追記 岩城指揮黛作品の自己リンクを最後に追加しました)
このCDは、もともと「ウィンター」(1971、札幌オリンピック記念演奏会のための委嘱)、「マージマリア」(1976、N響50周年の委嘱)、「ジティマルヤ-マリンバとオーケストラのための」(1974、マリンバ奏者高橋美智子(本CDでも独奏)の委嘱)という、
Respighi/FesteRomane [管弦楽曲]
今週は好天が続きました。もちろんオーケストラは演奏会場で聴くものですが、明るい日の差す車でこの曲を聴くのも、オツなものですよね(ちょっと強引?)。
- アーティスト: デュトワ(シャルル), モントリオール交響楽団, レスピーギ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: CD
例によって、アマゾンのつけたタイトルは「ローマの松」ですが、ちゃんと3曲入っていますのでご安心を。しかしこのジャケット、ちょっとデュトワの顔がデカいですよね(汗
レスピーギの代表作といえる「ローマ三部作」、これもときどき無性に聴きたくなります。私の場合、高揚した気分のとき、または高揚した気分になりたいときに聴くことが多いので、1時間あまりあれば全曲、10分なら「松」の後半、という選曲になります。今日はFMも聴きながらの小一時間の通勤の片道なので、「祭」を。
「祭」は3曲中、最後の1928年に作曲されたもので、レスピーギの円熟しきった管弦楽法を心ゆくまで楽しめます。オーケストラは普通の特殊3管編成(クラリネットだけ4本、金管は4-4-3-1)ですが、そのほかに使われている楽器には、
Messiaen/OiseauxExotiques [管弦楽曲]
昨日の朝、早起きしたら鳥の声がすごくて、思わずメシアンを思い出してしまいました。もちろんここは異国ではありませんが、「異国の鳥たち」。まあ、メシアンにとっては異国だから…。CDは例えば、ちょっと大げさですが
Olivier Messiaen: Des Canyons aux Etoiles; Oiseaux Exotiques; Couleurs de la Cité Celeste
- アーティスト: Olivier Messiaen, Michael Thompson, London Sinfonietta, Paul Crossley
- 出版社/メーカー: CBS
- 発売日: 1989/06/23
- メディア: CD
国内盤もあるのですが、いまでもけっこう値が張ります。
- アーティスト: ロンドン・シンフォニエッタ, クロスリー(ポール), トンプソン(マイケル), メシアン, サロネン(エサ=ペッカ)
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1994/03/21
- メディア: CD
で、今回はCDでなく、
Wagner/Tristan [管弦楽曲]
きのうの朝FMをつけたら、このCDの一部を放送していました。一発聴きなので、ほんのちょこっとだけ。全曲を期待した方、ごめんなさい。また近いうちに。
マイスターの最後の20小節くらい(笑)とトリスタンを聴いたのですが、マイスターのシンバルの音がくぐもっていて、「古い録音かな?」と思ってしまいました。1997年の録音なので、もう10年前になってしまうのですが、私からすれば、ぜんぜん古いという感覚ではありません。ははは…。
「フルトヴェングラーの
Schmitt/Tragedie [管弦楽曲]
あっという間にGWも終わり、また日常が戻ってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。今日は、「もうひとりのシュミット」、フランスのフロラン(フローラン)・シュミットFlorent Schmitt(1870-1958)の代表作のひとつ、「サロメの悲劇(La Tragédie de Salomé)」作品50(1907)。そうそう、フロラン・シュミットは、吹奏楽関係の方には「ディオニュソスの祭」の作曲者として有名だそうですが、ご存知ですか?
「サロメの悲劇」は以前「バレエ」と書きましたが、もともとはパントマイムの台本をもとに、管弦楽曲として作曲されたものだそうです。私が聴いたのはこの↓CD(リンク先は以下すべてTOWERRECORDS)なんですが、HMVのサイトによると廃盤だそうです。買えなかったらごめんなさい。
Schmitt: Tragedy of Salome, etc / Various Artists
同じ演奏(マレク・ヤノフスキ指揮パリ放送管弦楽団・合唱団の演奏、1980年代後半の録音と思われます)が1枚ものでも出ていますが、こちらも入手は困難なようです。もしどこかで見つけたら、即ゲットをお勧めします。
Schmitt: La Tragedie De Salome/ Janowski,Marek
この曲には、私もLPで持っているマルティノン盤(EMI)があるのですが、これも現在は発売されていないようです。これだけではあんまりなので、現在、というかごく近い将来、入手が可能そうなCDをご紹介しておきます。
「予約受付中」だそうなので、どうぞお試しください。で、ご感想お聞かせくだされば幸いです。
さて、CDの話でだいぶスペースをとってしまいましたが、この曲、「サロメの悲劇」は、ワイルドの戯曲
Berio/Rendering [管弦楽曲]
オーケストラ・ディマンシュhttp://www.o-dimanche.org/つながりで、イタリアの現代作曲家、ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)がシューベルトの未完の交響曲D936Aの草稿に基づいてrendering(解釈、表現)した「オーケストラのためのレンダリング」(1990)を。
ベリオ~シューベルト:レンダリング&モーツァルト:協奏交響曲[復元版]&ハフナー交響曲
- アーティスト: スダーン(ユベール), ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団, ベリオ, ハッセ(イングリッド), ウンテラー(イザベラ), シュヴァイガー(ヴィリー), ヴィッマー(エドゥアルト), モーツァルト
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: CD
私の聴いているのは輸入盤ですが、いずれにしても、指揮は、当時のモーツァルテウム管弦楽団主席指揮者で、現在、東京交響楽団の音楽監督をつとめるオランダ人ユベール・スダーン。ザルツブルク音楽祭、モーツァルテウム大ホールでのライヴ。1999年と2002年の両方の日付が書いてあり、この曲がどちらかはよくわかりません(^^;
シューベルトの交響曲のスケッチを、
Ifukube/JapaneseRhapsody [管弦楽曲]
ずいぶん間があいてしまいましたm(_ _)m
前回ご案内した「伊福部昭音楽祭」、成功裡に終わりました。これにちなんで、彼の曲をとりあげましょう。(本当は音楽祭前に取り上げる予定だったのですが、遅くなってしまいました。)
以前ご紹介したCDから。
あれ?以前は写真も付いてたのになあ。源氏物語絵巻でしたっけ…。
とにかく、この中に収録されている「日本狂詩曲」を聴きました。
この曲は、別のCDも出ています。
どちらかといえば、この広上惇一-日フィル等による「伊福部昭の芸術」シリーズが、今のところ、もっともauthenticな演奏と受け取られているようです。
この曲は、伊福部昭の実質的な
Sibelius/KareliaSuite [管弦楽曲]
Wagner/Meistersinger [管弦楽曲]
かなり間があいてしまいました。もともとmozart1889さんに触発されての記事だったんですが、タイミングを逸してしまいましたね。カラヤンのワーグナー・アルバムから、マイスタージンガーの第1幕への前奏曲。
2枚に分けて発売されている、1974年録音のワーグナー・アルバムの2枚目です。
ところで上のジャケット写真、良くご覧ください。「ALBUM 1」と書いてあるのがわかりますか?よくよく見れば曲目もタンホイザー、ローエングリン、トリスタンとなっていて、そう、管弦楽曲集(1)のジャケットです。購入を考えている方、アマゾンのこの写真に惑わされて(1)と勘違いしないでくださいね。
曲目は(1)が「タンホイザー」序曲とバッカナール(パリ版)、「ローエングリン」第1幕および第3幕への前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、(2)が「マイスタージンガー」第1幕への前奏曲、「さまよえるオランダ人」序曲、「パルジファル」第1幕および第3幕への前奏曲。 LP時代のままなので、昨今のCD用編集から見ると収録時間はかなり短くなっています。このうち「パルジファル」の2曲を省いて1枚にしたものが、輸入の廉価版で発売されています。
Wagner: Orchestral Music from Der Fliegende Holländer, Lohengrin, etc.
- アーティスト: Richard Wagner, Herbert von Karajan, Berliner Philharmoniker
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 2005/08/16
- メディア: CD
70年代のカラヤン/BPOのEMI録音は、印象的なものが多いです。
Akutagawa/MusicforSymOrch [管弦楽曲]
「日本管弦楽名曲集」からのご紹介、第3弾です。このCDから、ちょっと引っぱりすぎましたので(^^; いちおうここで打ち止めにしましょう。
芥川也寸志(1925-1989):交響管弦楽のための音楽(1950)
Japanese Orchestral Favourites
- アーティスト: Ryusuke Numajiri, Ryusuke Numajiri, Yuzo Toyama, Hidemaro Konoye, Akira Ifukube, Yasushi Akutagawa, Kiyoshige Koyama, Takashi Yoshimatsu
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: CD
スコアもあります。「ラプソディ」と同じ全音ですが、向こうが曲の解説がほとんどないのと対照的に、かなり綿密な楽曲分析がついています。
- 作者: 芥川 也寸志
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 1998/12/10
- メディア: 楽譜
われわれの世代だと、芥川さんといえば、NHKの音楽番組で黒柳徹子さんと司会を担当していた姿が思い出されるのではないでしょうか。作曲活動と並行して、指揮者として、アマチュア・オーケストラの最高峰、新交響楽団などの指導者として、教育者として、ことあるごとに現代日本の作曲家の作品の啓蒙につとめてきた彼がなくなって、もう20年近く経つのですね。
この曲は彼が25歳のときの作品で、NHKの作曲コンクールの特賞を取った、彼の出世作です。これまでご紹介した2曲と違って、
Toyama/Rhapsody [管弦楽曲]
つづいては、外山雄三の代表作、になってしまっている、「管弦楽のためのラプソディ」。このCDでも第1曲を飾っており、編集者の思いいれが感じられるような気がします。録音は、「木挽歌」同様、クリアでリズミカルで、申し分なし。
Japanese Orchestral Favourites
- アーティスト: Ryusuke Numajiri, Ryusuke Numajiri, Yuzo Toyama, Hidemaro Konoye, Akira Ifukube, Yasushi Akutagawa, Kiyoshige Koyama, Takashi Yoshimatsu
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: CD
前回の「木挽歌」同様、いや、それ以上に、日本のオーケストラが海外へ演奏旅行に出るときに持っていくアンコール・ピースとして活躍しています。もともと1960年、N響が海外公演へ行くときに委嘱した作品で、当時の指揮者・岩城宏之氏の進言で短くなったそうです。情報源は日テレの「深夜の音楽会」サイト。
この曲もミニチュア・スコアが発売されています。こちらは全音。
「2001年改訂版」とのことですが、どこが改訂されたのかよくわかりません。ごめんなさい。編成、出てくる曲はこちらを参照してください。やっぱりこういうありがたい方がいらっしゃるんですね。(^^;
曲頭、5人が、そして5小節目からは9人で拍子木がffで鳴らされますが、打楽器奏者は