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オーケストラ・ナデージダ第8回演奏会(9/2) [実演]

また間があいてしまいましたが、題記の演奏会に参加してきました。

オーケストラ・ナデージダ
http://www.ac.auone-net.jp/~nadezhda/

前の紹介記事に書いたとおり、今回はピアノ協奏曲と交響曲の2曲プロ。これに加えて、協奏曲のあとにアンコールを演奏しました。

第8回演奏会 ~ スウェーデンとロシア ロマン派作曲家の第1人者 ~
2012年 9月2日   (日)     渋谷区文化総合センター大和田   さくらホール  
 
ピアノ  浜野与志男
指揮   渡辺 新
オーケストラ・ナデージダ
 
チャイコフスキー   /   ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 作品75
 (アンダンテとフィナーレ 作品79 タネーエフ補筆 付き)
 Pyotr Tchaikovsky / Piano Concerto No.3 in E flat major, Op.75/79
  
ピアノとオーケストラによるアンコール
 ババジャニアン   /   ノクターン
 Arno Babadzhanian / Nocturne
  
アルヴェーン / 交響曲 第2番 ニ長調 作品11 
 Hugo Alfven / Symphony No.2 in D major, Op.11

アンコールはアルメニアの作曲家ババジャニアンの作品、映画音楽らしいです。なかなか素敵な曲で、YouTubeにもいろいろ上がっています。今回は指揮者の編曲による演奏でしたので、同じアレンジのものはどこにもありませんが、雰囲気の近い演奏はこれあたりでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=4qzWFZYzjXA

ね、コテコテにロマンティックでしょ?(;^_^A

さて曲順は前後しますが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第3番は、超有名な第1番ほどキャッチーなパッセージはありませんが、少なくとも第1楽章は、ピアノの華麗さではいい勝負ではないでしょうか。補筆による第2、3楽章は、いささか単調のそしりはのがれないものの、若いソリストの音色の幅広さやテクニックを楽しめる佳曲であったと思います。まだ20代前半の浜野さん、もう十分な力をお持ちですが、これからの成長も楽しみです。

後半の交響曲は、スウェーデンの大家アルヴェーンの作品。特に緩徐楽章である第2楽章が劇的で、個人的には好みです。全体的にちょっと暗めの雰囲気ではありますが、繰り返して聴いているうちになじんできましたので、もし録音を聴く機会があったら、だまされたと思って(苦笑)何度かお聴きになることをお勧めします。

今回の演奏会、実は諸事情によりいろいろ危ういことがあったのですが、打楽器のみなさんはじめ、共演の方々のおかげで何とかなりました。深く感謝いたしますm(_ _)m


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