広隆寺に行きました [雑記]
出張のとき時間に余裕があったので、久しぶり(少なくとも25年以上)に太秦の広隆寺に行きました。
堂々とした山門のたたずまいは、昔と変わらないような気がしました。
市内中心部の整然とした街路にくらべ、太秦のこのあたりまで来ると道も狭く、「郊外」という感じがしてきます。ローカル線然とした嵐電も田舎っぽさを助長してくれますね。
門前の交差点。この写真ではあまり実感がわきませんが、道が狭いです。
嵐電のレトロ風車両
境内に入ると、敷石伝いに講堂、太子殿(本堂)と進んで霊宝殿の参拝受付へ行きます。
「拝観エリア」の中に入ると左が旧霊宝館、私が前回来たのはこちらでした。右が現在の霊宝館、1982年(?)の落慶だそうです。霊宝館と太子殿に挟まれたお庭が、雨に濡れてきれいでした。
霊宝館では、ご存知「国宝第1号」の宝冠弥勒と泣き弥勒、薬師如来の眷属である十二神将、不空羂索観音・十一面千手観音の両多臂像など国宝諸像だけでなく、数多くの彫像にお会いすることができます。吉祥天など数体ならんで拝見することができて、「誰がいちばんきれい?」と聞かれているようでした。
両弥勒はやはり、すばらしいです。そのほかでは、私は異形の仏様が好きなので、千手観音と十二神将がお気に入り。博物館のようにガラスで遮断されることもなく、仏様たちのオーラを直接感じたことができたような気がしました。
バスでの移動はなかなか大変でしたが、良い気持ちにさせていただき、お参りした甲斐がありました。
2009-03-01 23:56
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