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Messiaen/トゥーランガリラ交響曲 [交響曲(独墺以外)]

新しい年になりました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年第1回はこの曲から。何となくおめでたくありませんか?

メシアン:トゥーランガリラ交響曲

メシアン:トゥーランガリラ交響曲

  • アーティスト: 沼尻竜典,メシアン,日本フィルハーモニー交響楽団,野平一郎
  • 出版社/メーカー: オクタヴィアレコード
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD

 

野平一郎、ハラダタカシ、そして沼尻と日フィルという「純国産」のメンバーによる、2002年-メシアン没後10年にあたる年の記念碑的な録音です。

メシアンの管弦楽曲の中では比較的(苦笑)普通の編成で、1曲でプログラムにできることもあってか、最近はこの難曲も在京オケのどこかで毎年のように演奏されています。レパートリーとして定着しつつあるのでしょう。ピアニストはいろいろですが、オンドはほとんどハラダタカシが演奏しています。彼は世界でも有数の奏者として、各地のオーケストラに呼ばれてこの曲を演奏しているようです。シャイー盤でも録音に参加していますね。この曲の形態は「ピアノ協奏曲」ですが、オンド・マルトノもピアノに準じる比重を持っています。

日フィルのこの録音、最初はあまり期待しないで聴き始めたのですが、すぐに引き込まれていってしまいました。沼尻のきびきびとしたテンポ運びとフレージング、キレのいい日フィルの演奏、クリアな録音が相俟って、小気味よさと緊張感を同時に感じることができます。ピアノとオンドがあまり前面に出てこず、オーケストラと一体となったバランスは、メシアン生前の、メシアンが監修した録音(小澤、チョンなど)とは一線を画しているように思いますが、いかがでしょうか。


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コメント 5

サンフランシスコ人

野平一郎は、サンフランシスコで自作を演奏しているようです。

http://www.foresthill-sf.com/musicaldays-2006/P-concert3.html

by サンフランシスコ人 (2009-01-04 05:28) 

stbh

そうそう、この人は作曲家でもありましたね。こんなコンサートも行っていたのですね!

少し古いですが、こちらの19回から22回にかけて、ハラダさん、児玉姉妹、野平さんがエッセイを寄せています。
http://www.pia.co.jp/column/classic/
by stbh (2009-01-04 08:57) 

stbh

WHITEさん、チャッピィーさん
nice!ありがとうございます!
by stbh (2009-01-09 07:41) 

チャッピィー

おはよう御座います。
ブログに訪問頂き有り難う御座いました。
凄く勉強に成ります・・有り難う御座います。
by チャッピィー (2009-01-11 05:06) 

stbh

チャッピィーさん

こちらこそありがとうございます。お加減はいかがですか?どうぞお大事になさってください。今後ともよろしくお願いいたします。
by stbh (2009-01-11 09:09) 

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