Yes/35周年ライヴ [その他の音楽]
NHKのBSで放送されていたのを見ました(全曲ではないです)。
アメリカ、ボストン近郊の町ローウェルでのライヴ。ステージ・セッティングのデザインがロジャー・ディーンだそうで、お馴染の「火の鳥」が聴こえてくると70年代の雰囲気が蘇りますが、登場するメンバーを見たとたん、これが2004年の映像であることを痛感します。特に痛々しいのはスティーヴ・ハウ。他のメンバーが太り気味なのに一人でやせこけて、眼鏡をかけて多少禿げ上がっているので、ただの老人に見えてしまいます。その印象はGoing for the Oneが鳴り出しても続いていました。
しかしスティーヴをはじめとして、各メンバーのテクニックは全く衰えを見せず、余裕すら感じられるサウンドに、次第に引き込まれていきます。70年代の曲を中心に、いくつか90125以降の曲も演奏されていますが、特にアコースティック・パートのRoundaboutやOwner of the Lonely Heartはアレンジが新鮮でした。
最初は「見たのは失敗だったかな…」と思っていたのですが、次第に「オヤジパワー」を感じてくることが出来ました。自分自身も歳をとっていろいろなことが思い通りにいかなくなってきていますが、それを言い訳にせず、いつまでも元気に(見えるように)やっていきたいと思えるようになりました。いや、よかったなぁ。
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