Chicago/アット・カーネギー・ホール [その他の音楽]
つい先日まで来日公演を行っていたシカゴ、結成40周年だそうです。そりゃそうだ、"Questions 67&68"だもんね。あれ?でも確かバンドが結成されたのは67年じゃなかったかと思うんですが…、まあここまでくれば1,2年は誤差範囲でしょう。というわけで彼らに敬意を表して、最初のライヴ・アルバムを聴きました。
At Carnegie Hall, Vol. 1-4 (Chicago IV)
- アーティスト: Chicago
- 出版社/メーカー: Rhino
- 発売日: 2005/10/24
- メディア: CD
1971年の発表、国内発売当初はLP4枚組、7000円でした。私がシカゴを集中的に聴いたのは中学生のときでしたが、
さすがにこのビッグ・アルバムは手が出せませんでした。学年で持っていたのは一人だったと思います。CDにリイシューされたときは3枚組になりました。私が持っているのはこのヴァージョンなのですが、上のリンク先の最新盤は、未発表音源が1枚分増えて4枚組になり、ブックレット等も再現されているそうです。3枚組も中古市場に出回っているようですが、今買うならだんぜん、こちらでしょうね。
シカゴは、とにかくデビュー当初からビッグ・バンドでした。ホーンセクションを持つ特異な編成を武器に、ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオという稀代のプロデューサーを得て、2枚組アルバムでデビューし、第2、3作も2枚組で押し通しました(余談ですが、これらのアルバムはCDリイシューでみんな1枚・ミッドプライスになったので、飛びつくように買ってしまいました)。
いまではすっかりバラード・バンドになりましたが、当時はかなり政治色が濃く、このLPでも、当時の政権を痛烈に批判した"A Song for Richard and His Friends"が収録されています。録音が悪いことは当初から問題だったようですが、まだまだ若く荒削りなサウンドは、今聴いても、そのくらいの音の悪さは吹き飛ばしてしまうくらいの勢いがあると思います。約3時間という長丁場は、一晩のコンサートとしてはかなり長いと思いますが、本当にそのくらい演奏しても元気だったのかもしれませんね。聴きどころはいろいろありますが、特に2枚目、"Introduction"から"Free"までと、最後の"Ballet for a Girl in Buchanonn"からアンコールの"I'm a Man"までが痛快なサウンドでご機嫌になれます。
実は1972年(だったと思います)の来日にあわせて、日本独自企画としてアルバムが何種類か発売され、その中に「栄光のシカゴ・ライヴ・アット・カーネギー・ホール」と銘打った、ダイジェストの1枚ものLPがありました。約60分とLPとしては長めの収録時間とベスト・アルバム的な好選曲で、よく売れたようです(私もこちらは買いました。人に売ってしまいましたが)。もちろんCDの再発売はありません。その後、著作権の強化のせいか「日本独自企画」は少なくなったようで、今持っていたら「オタカラ」だったかもしれませんね。
最後に、以前にとりあげたシカゴの他のライブを自己リンクしておきますので、よろしかったらこちらもごらんくださいm(_ _)m
シカゴ/26
http://classicalandsoon.blog.so-net.ne.jp/2007-01-31
シカゴ・ライヴ・イン・ジャパン
http://classicalandsoon.blog.so-net.ne.jp/2005-10-31
去年出したのが「40周年記念アルバム」ということのようなので、今年は正確には「41周年」なのかもしれませんね。
小生は先日の横浜公演を聴きに行ったわけですが、「ただひたすら懐かしい」という感じでした。
by Lionbass (2008-04-27 14:49)
Lionbassさん、nice!とコメントありがとうございます。横浜公演、懐かしいナンバーも多かったようで、楽しまれたのですね!「40周年記念ツアー」が今年まで続いている、ということでしょうか。いずれにせよ(メンバーはかなり変わりましたが)、長寿パンドになりました。
by stbh (2008-04-28 11:04)
SKYPE
by 카지노사이트 (2020-11-08 13:37)