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Bruckner/TeDeum [声楽曲]

年末のバタバタの合間をぬって(苦笑)、2007年最後のエントリーはブルックナーの「テ・デウム」。聴いた録音は、残念ながら現在、販売されていないようです。

 

テ・デウム

テ・デウム

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ブレゲン(ジュディス), リロワ, メベン, アンション, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, メータ(ズービン), ブルックナー
  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 1993/06/23
  • メディア: CD

入手しやすい録音はこのあたりでしょうか。

 

ブルックナー:テ・デウム

ブルックナー:テ・デウム

  • アーティスト: ヨッフム(オイゲン), バイエルン放送合唱団, シュターダー(マリア), ホルム(リヒャルト), ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団, ヴァーグナー(ジークリンデ), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ビルグラム(ヘトヴィヒ), ラーベラー(ルートヴィヒ), シューベルト(ヴォルフガング), ブルックナー
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1999/07/01
  • メディア: CD

生涯を通じて教会と深くかかわってきたブルックナーは、交響曲を作り始める以前から多くの宗教曲を作曲しています。ヨッフムはそのほとんどを録音していますので、安心して聴けると思います。

「テ・デウム」はブルックナーの宗教曲の集大成ともいえる作品で、作曲時期は第6、第7交響曲と重複しているようです。ハ長調の荘厳な和音に乗って始まる前奏の特徴的な音形(c-G-G-C)は全曲を通して繰り返されるので、印象に残りますね。この音形は、未完に終わった第9交響曲の終楽章で再び用いられます。ユニゾンで歌いだされる"Te deum laudamus"の迫力は、マーラーの第8交響曲冒頭の"Veni, creator spiritus"に匹敵するかもしれません。全曲の長さは約20分、シンプルなメロディーと複雑な対位法が交錯し、音の大伽藍が築かれていきます。

メータ/VPOの録音の持つ雰囲気は、近い時期に収録されたブラームスの第1、シューマンの第1、マーラーの第2などと近いものがあると思います。はやめのテンポで明快な旋律線とリズムを持ち、切れのいい中にも、ウィーン独特の優雅で洗練された響きは失われていません。メータ@Decca黄金期の代表盤のひとつと言えると思います。

さて、もうすぐ2007年も暮れようとしています。拙ブログをご覧いただいている皆様、来年も皆様にとりましていっそうよい年でありますよう、お祈り申し上げます。


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mozart1889

おはようございます。今年もよろしくお願いします。
元日はのんびりと、プレートルのニューイヤーコンサートを眺めておりました。イイ演奏会でした。幸福な気持ちになりました。
今年もいい年であるとエエですね(^.^)
by mozart1889 (2008-01-02 06:49) 

おさかな♪

今年もよろしくお願いします♪♪♪
stbhさんにとって、素敵な年になりますよう!
by おさかな♪ (2008-01-03 04:54) 

stbh

> mozart1889さん

さっそくのご来訪ありがとうございます。遅くなりましたがこちらこそよろしくお願いいたします。mozart1889さんのブログも楽しく拝見させていただいています。足元にも及びませんが、私もぼちぼち続けて行きたいと思います。

> おさかな♪さん

nice!とコメントありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。おさかな♪さんのベルリン滞在記、楽しみにしています。
by stbh (2008-01-04 00:09) 

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