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Bartok/HungarianSketches [管弦楽曲]

しばらくぶりにバルトークを聴きました。今日は小品です。このCDに収録されている、「ハンガリーの風景 Sz97」。

バルトーク:ディヴェルティメント

バルトーク:ディヴェルティメント

  • アーティスト: ブーレーズ(ピエール), シカゴ交響楽団, バルトーク
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2002/09/25
  • メディア: CD

実は、持っているCDはこちらです。発売は1995年ですから、さすがに売っていないようです。

 ブーレーズ・スペシャル・サンプラー

ブーレーズ・スペシャル・サンプラー

  • アーティスト: ブーレーズ(ピエール), クリーヴランド管弦楽団, ドビュッシー, シカゴ交響楽団, バルトーク
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1995/03/25
  • メディア: CD

全部で10分ほどの小品集、自身の比較的初期(1910年前後)のピアノ曲からの編曲ですが、もともとこのセットとして作曲されたわけではなく、さまざまな曲集から抜粋されています。編曲されたのは1931年とかなり後になってからで、ピアノ協奏曲第2番の直後くらいです。曲目と原曲は以下のようになります。

1.村の夕暮れ 「10のやさしい小品」(1908)
2.熊の踊り 「10のやさしい小品」(1908)
3.メロディ 「4つの挽歌」(1910)原曲は題名なし
4.ほろ酔い加減 「3つのブルレスク」(1911)
5.豚飼いの踊り 「子供のために第2巻」(1908-09)

いずれも子供のための曲集であり、曲想は比較的単純で、「ハンガリーの日常的な田園風景点描」といった趣の曲がならんでいます(熊が日常的に踊っていたかどうかは疑問の余地がありますが)。編成も2管編成で、特殊な楽器は使われていないようです。ちなみにバルトークの使用楽器は非常にストイックで、打楽器も含めて特殊なものはそうそう使いません。それであれだけ多彩な世界が描けるのですから、やはり才能というのは恐ろしいものです。

5曲の中では、1、3がやはり「ハンガリーの田舎」のひなびた雰囲気が出ていていいですね。いっぽう、もちろん2、4のような「バルトーク!」バリバリの曲もあります。もとになったバルトークのピアノ曲、まだあまりきちんと聴いていないので、そのうちオリジナルのほうも聴いていきたいと思っています。

今日はいっそう簡単でしたが、このへんで。


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コメント 4

Lionbass

「ハンガリーの風景」、去年の秋にやりました。↓
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-11-18

1曲目の「村の夕暮れ」だけは何かのアンコールでやったことがありましたが、他は初めてでした。
CD探すのも結構苦労したような気がします。

その「村の夕暮れ」は、「日本の秋祭りの曲だ」と言われても疑わないのではないかと思いました。
by Lionbass (2007-06-20 09:22) 

stbh

Lionbassさん、これやったのですか、いいですねえ。
親しみやすい曲集ですが、特に「村の夕暮れ」は、稲穂にさす夕日を容易にイメージしてしまいます(笑)
by stbh (2007-06-20 23:29) 

サンフランシスコ人

一度、(クリーヴランドにて)クリーヴランド管弦楽団の定期演奏会で、ブーレーズのバルトークを聴きました。


by サンフランシスコ人 (2008-12-30 03:49) 

stbh

クリーヴランドもいらしているのですか!それもブーレーズ!いや、素晴しいですね~。l
by stbh (2008-12-30 14:27) 

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