S&G/Greatest [その他の音楽]
今回のエントリーはちょっと感傷的に…。
このグループ(というかデュオ)も、実質的に活動した期間より、伝説となっている期間のほうが圧倒的に長いですね。ポール・サイモンのシニカルな詩と、ときに詩に寄り添い、ときにまったく離れた曲、そしてアート・ガーファンクルの何者にも代えがたい歌声は、今でも多くの人の心をとらえて離さないと思います。たった5枚のオリジナルアルバムから幾多のベスト・アルバムが生まれ、何種類かの「再結成」ライヴまで出ていますが、極めつけはこれだと思います。
"Greatest Hits" という題名も、既発表の曲だけの選曲も明らかに「ベスト盤」ではあるのですが、未発表のライヴ音源あり、リミックスありと、「これまでの曲を使った(最後の)ニュー・アルバム」ともいえる内容になっています。LP時代、1972年発表のものですから、曲目も14曲と、昨今のCDの収録時間になれた方は物足りないかもしれませんが、彼らのエッセンスは、ひとまずこれで十分だと思います。
1. Mrs. Robinson
2. For Emily, Whenever I May Find Her
3. The Boxer
4. The 59th Street Bridge Song
5. The Sound Of Silence
6. I Am A Rock
7. Scarborough Fair/Canticle
8. Homeward Bound
9. Bridge Over Troubled Water
10. America
11. Kathy's Song
12. El Condor Pasa
13. Bookends
14. Cecilia
ポールの詩には、はっとするフレーズがさりげなくちりばめられています。
Jeses loves you more than you will know. (1)
And when I awoke, I felt you warm and near. (2)
I am a rock, I am an island. And a rock feels no pain, and an island never cries. (6)
Generals order their soldiers to kill and to fight for a cause they've long ago forgotten. (7)
When tears are in your eyes, I will dry them all. (19)
I'm empty and aching and I don't know why. (10)
I'd rather be a hammer than a nail. (12)
これだけではぜんぜん物足りませんが、歌詞と訳詩を見ながら、ぜひ(もう一度)聴いてみてください。そうそう、彼の詩が、少なくとも形はシンプルでわかりやすいのは、日本人としてはありがたいですね。
そうそう、こんな楽譜もありました。
今はさすがに絶版でしょうが、この手の楽譜はかなりの数を買ったと思います。
サウンド・オブ・サイレンス、ボクサー、コントルは飛んでゆく等々、いろいろありますが、やっぱり「明日に架ける橋」ですかね。
19じゃなくて9ですね。(←この部分、消してくださいね。)
ビートルズの次くらいによく聴いてました。
by Lionbass (2007-05-31 22:20)
当時(中学生でしたが)ビートルズ派とS&G派がいて、私は実は後者でした。聴いたり、演奏したりずいぶんしました。「明日に架ける橋」は、中学の「卒業生をナンチャラの会」のBGMとしてピアノで弾きました(;^_^A
まちがいのご指摘ありがとうございます。部分消しはできないようなので、まちがえたところともども、そのままにさせていただきます(;^_^A
by stbh (2007-05-31 23:19)
サイモン&ガーファンクル.............懐かしいですね。
by サンフランシスコ人 (2008-02-21 07:41)
サンフランシスコ人さんも、近い世代なのでしょうか。
by stbh (2008-02-23 00:25)