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Tchaikovsky/SwanLake [バレエ音楽]

「白鳥の湖」と言えば、名曲中の名曲ですね。全曲聴くと(見ると)3時間近いのですが、いくつかの全曲盤CDが出ています。今回聴いたのはこれ。国内盤が在庫切れでしたので、輸入盤のリンクを張ります。

Tchaikovsky: Swan Lake, Op.20

Tchaikovsky: Swan Lake, Op.20

  • アーティスト: Guy Fouquet, Pyotr Il'yich Tchaikovsky, Charles Dutoit, James Thompson, Dorothy Weldon Masella, Montréal Symphony Orchestra, Chantal Juillet
  • 出版社/メーカー: London
  • 発売日: 1992/11/10
  • メディア: CD

この演奏、「3大バレエ組曲」のCDで再編されています。いちばん有名なロ短調の「情景」-旋律のオーボエや伴奏のハープが印象的な-を第1曲として編まれている「組曲」は、多少の異同はあるようですが、基本は以下の5曲のようです。

1. 情景(第2幕)
2. ワルツ(第1幕)
3. 四羽の白鳥の踊り(第2幕)
4. 情景(アダージョ)(第2幕)
5. ハンガリーの踊り(チャルダッシュ)(第3幕)

デュトワの組曲盤には、これに終幕の場面が追加されています。

ところでバレエでは、ストーリー展開とはあまり関係なく、さまざまな踊りを見せる見せ場がいくつか用意されているのが通例です。これにはソリスト達がその技量を見せつけるソロ、デュエット(パ・ド・ドゥ)などと、群舞の面白さを教えてくれるさまざまなスタイルの踊りが次々出てくる場面(例えば、「くるみ割り人形」の組曲に入っているロシア・アラビア・中国の踊りなど)があります。

組曲だけ聴いていたのではわかりませんが、「白鳥の湖」にも、もちろん前者も後者もあります。今回は、第3幕のいろいろな踊りだけつまみ食い(^^;

20. ハンガリーの踊り(チャルダーシュ)
補足 ロシアの踊り
21. スペインの踊り
22. ナポリの踊り

「ハンガリーの踊り」は組曲でもおなじみ。華やかな前奏のあと、弦のアンサンブルを中心とした遅い部分から次第に速度を増し、急速な踊りの部分になります。デュトワのテンポ運びは、例によってもたつくところが無く、どろどろしがちな緩徐部分もすっきり仕上げています。

「ロシアの踊り」は全編ソロヴァイオリンが活躍し、3度の重音の連続など「ロシア」というよりは「ジプシー」に近い感じ(曲想も)がするのですが、チャイコフスキーがそういっているのだから、ロシアなのでしょう。たしかに、最後の急速な部分のリズムは、さすがに、後の「トレパック(ロシアの踊り)」を思い出させるものがありますね。

「スペインの踊り」はカスタネットのリズム(3拍子の「タンタラララッタッタッタッ」)で始まるので、わかりやすいです。カスタネットとタンバリンが交互に登場し、途中から掛け合いのようになるのは、珍しい曲想ですね。

「ナポリの踊り」は、陽気なトランペットのソロが印象的です。木管のアンサンブルも絶妙。

ちょろちょろっと聴くだけでも、やはり名曲はいいですね。


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コメント 2

おさかな♪

はぁ~♪ ・・・ 浸り中。。。^^☆
by おさかな♪ (2006-12-24 16:48) 

stbh

おさかな♪さん、イヴに復帰ですね!またときどき遊びに来てくださいな。
by stbh (2006-12-24 23:53) 

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